インターハイ福岡県大会女子決勝、東海大学付属福岡高校-筑陽学園高校 | 写真家・久冨大のフットボール日誌

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6月3日、男子決勝の前にレベルファイブスタジアムで、女子の決勝が行われた。
福岡県の強豪として定着している東海福岡と、創部2年目にして、強豪の福岡女学院高校を破った筑陽学園の対戦となった。


【レポート】
ファーストシュートは筑陽が放ち、その後もゴールに迫る場面はあるが、最後の正確さを欠いて得点には至らない。


時間が経つと東海がペースを握りだすが、こちらもゴールは奪えず前半を終了する。

後半は東海がすっかり、ペースを握った。
後半10分、川名 遥香からの右サイドからの右サイドからアーリークロスを上げ、富沢 藍那がトラップしてシュートを放ち、枠を捉えるが、GK薄井 成美が見事な反応を見せ、ピンチを逃れる。

シュート直後の富沢 藍那


薄井 成美

耐える時間が続いた筑陽だが、後半15分、右サイドでフリーキックを獲得すると、小宮 風花が蹴ったボールに、江口 葵がダイレクトボレーでゴールに突き刺し、筑陽が先制点を奪う。

先制点を喜ぶ筑陽イレブン

先制された東海は更に攻勢を強め、失点から僅か6分後に、右サイドからのフリーキックに森田 亜優がヘッドで合わせて同点に追いついた。

ゴールを決めた森田 亜優No.12

その後、東海の攻勢だが、やや勢いが落ち逆転ゴールは生まれなかった。筑陽もアディショナルタイムに決定的なシュートを放つが、ポストに嫌われ、延長戦に突入した。

延長でも東海の攻勢で進み、筑陽は足が止まり始める。延長前半9分、小林 綺那が右足で豪快なシュートを決めて、逆転に成功する。

小林 綺那No.11

逆転された筑陽は、攻撃を跳ね返すのが精一杯で、追いつく力は残っていなかった。
小林 綺那のゴールが決勝点となり、東海が優勝し、九州大会への切符を手にした。


【コメント】
東海大学付属福岡高校、森田 亜優選手


Q:試合の感想をお願いします。

A:全体の雰囲気は、とても良かったけど、最初の流れを、相手に持って行かれて、失点した後、絶対に取り返そうと思って、シュートの意識が全体的に高くなったから、勝てたと思います。

Q:失点後に攻撃のギアが上がって、同点後に少しギアが下がったように見えましたが?

A:延長までの時間が数分しかなくて、粘って延長に持ち込もうと思っていました。

Q:ゴールシーンを振り返って下さい。

A:フリーキックで、絶対に良いボールが来ると思ったので、絶対に決めようと思って頭で決めました。

Q:全国に出場するには、九州大会で2位以内に入らないと行けませんが、意気込みをお願いします。

A:チーム全体で勝って、絶対に優勝します。


小林 綺那選手


Q:試合の感想をお願いします。

A:最初は筑陽の勢いに負けて、上手く攻撃できず、焦って前に前に行こうとしても、筑陽に押されて、何も出来なかったけど、ハーフタイムに喝を入れられて、もう一度みんなで、自分たちのサッカーをしようとした時に、亜優(森田)が決めてくれたので、盛り上げることが出来ました。

Q:勝ち越しゴールは、御自身のすごいシュートでした。(質問者 サカモトさん)

A:フリーだったので、振り切るしかないと思って、決まった時は、すごく嬉しかったです。

Q:九州大会への意気込みをお願いします。

A:九州大会も絶対に勝って、全国に繋げて、全国では1勝も出来てないので、そこで勝ちたいです。

Q:全国大会で勝つ為に、今大会で見つけた課題を教えて下さい。(サカモト)

A:攻撃に入るスイッチが、まだ、みんなで共有出来てないので、そこを合わせて、DFラインから、良い攻撃を作って行きたいです。