病院で事務職として働いていた僕は「言語聴覚士になりたい」と一念発起!…46歳の時でした。
48歳で国家試験に合格して、言語聴覚士として働き始めました。
臨床10年目の57歳の夏、かつて断念していた「心理職の資格取得」のチャンスがあることを知り秋から準備を始めました。
そして、58歳の夏に第5回公認心理師試験に合格することができました。
今回のブログ記事では、公認心理師試験の合格発表の時のことについて綴ります。
公認心理師試験日の2022年7月17日(日)から合格発表日の8月26日(金)まで、ひと月以上の期間がありました。
解答速報による自己採点では、合格ラインギリギリもしくは2点足らない状態でした(解答例が割れていたのです)
合格の可能性 0% ではなかったと思いますが、自分の中では「おそらく厳しいだろう」と考えていました。
それは、諦めというよりも「もし、世の中が僕を公認心理士として必要とするならば、合格するだろう」といった、どこか達観したような心持ちになっていたのです。
また、発表日までの間は職場において、例の感染症対策に追われるなど、超多忙な日々を過ごしていましたので、発表日という事を忘れて発表当日を迎えました。
仕事を終えて帰りの車の中で「そういえば今日が合格発表日だったはず」と思い出したのです。
帰宅後、早速受験票を確認すると間違いなく合格発表日となっていました。
8月26日に合格通知の発送と記載されていました。
「来るのは来週だな」と夕食を食べ終わった後「あぁ、インターネットで発表が見れるはずだ」と思いスマホを手にしました。
そして、そこに自分の受験番号を見つけたのです。
合格点が取れた感触がなかったので驚きました。
そして「僕には公認心理師としての役目が何かあるのだな」と思いました。
言語聴覚士試験の時は、学生という身分で時間の全てを勉強時間に当てていましたが、今回は仕事を続けながらのチャレンジで、準備期間も10ヶ月と短く、絶対的学習時間は決して多いものではありませんでした。
そうしたなかで、自分なりに工面してやりくりして確保した時間でしたので、集中して取り組むことができました。
ですので、結果が不合格だったとしても、しっかり受け止めるることができたと思います。
しかし、予想に反して結果は合格でした。
早速,結果を女房に伝えると「あなたは合格すると思ってたよ」と言ってくれました。
その言葉を聞いた時に、はじめて、喜びの感情が湧き起こってきました。
そんな合格発表の日でした。