こんにちは、医療職のダイです。



僕が大学を卒業してから医療職に就くまでの経歴は以下の通りです。


① コンピュータ会社に就職
② 体外診断薬メーカーへ転職
③ 新規事業に伴う別会社への転職〜退職
④ 紆余曲折の黒歴史
⑤ 病院へ転職

今回の記事からは②について書いていきます。





人生初の転職先は体外診断薬のメーカーでした。


体外診断薬とは…

専ら疾病の診断に使用されることが目的とされている医薬品のうち、人又は動物の身体に直接使用されることのないもの

…のことを言います。


例えば、妊娠診断薬やPCR検査などが該当します。




前職で身も心もボロボロになっていた僕が、この会社を選んだ理由はふたつです。


・就業時間と休日が明確で遵守されていること

・自分のいままでの経験が活かせること


僕は、本部コンピュータシステムの運用保守管理を担うシステムエンジニアとして採用されました。




そして、この転職で大きなものを手に入れることができました。


それは、お金で買えないもの…時間です。


それと、自社株も少し持っちゃいました。


職場は完全週休二日制。

勤務時間は8時30分~17時30分。

昼休み1時間の他に15分の休憩時間あり。

年末年始・GW・夏季休暇と年に3回の長期休暇。


さすがメーカー!夢のようでした。




いままで自分が「いかに過酷な状況で仕事をしていたのか」を痛感しました。


手に入れた時間は、もちろん、自己投資に充てました。




長期休暇の時はバックパッカーになり世界を巡りました。


格安航空券と安宿を組み合わせての貧乏旅行。


人の心が今よりずっとおおらかだった頃。


旅先での出会いなど味わい深いエピソードがたくさんあります。


一方、ニューヨーク滞在中には、今はなきワールドトレードセンターの爆破事件があったり


ロンドン滞在中には近郊でIRAの爆弾テロ騒ぎがあったり


カナダのウィスラーマウンテンのトレッキングでは熊に出合いそうになったり


…などなど、何度か怖い思いもしました。




この時期に繰り返した旅行での体験が、自分の見識を拡げ、その後の人生に大きく影響を与えたことは間違いありません。


こうして振り返ると、僕の人生にとって「必要な転職だった」と心から思えてくるのです。




このように、疲弊しきっていた、僕の身体とメンタルを回復させてくれたのは…


何を隠そう、転職先の福利厚生だったのです。