転職を繰り返してきた僕の「仕事の遍歴」についての話の続きです。
新卒で入社した時の忘れられないエピソードがあります。
初めての朝礼で、自己紹介をした最後に
「コンピュータのコの字も分かりませんが頑張ります!」
「宜しくお願いします!」
と、挨拶しました。
朝礼が終わった後、女性の先輩社員に
「〇〇君、ちょっといいかな」
と呼ばれました。
そして彼女は、
「〇〇君さぁ」
「あのね、コンピュータの『コ』の字はこう書くのよ」
そう言うと、ホワイトボードに大きく『コ』 の字を書いたのです。
まだまだウブだった僕。
困惑していると
「頑張ってね!」
と満面の笑みをたたえ、僕の肩をポンポンと叩いて去って行きました。
それから30年以上過ぎたいまでも、桜咲く入社シーズンが到来すると、この出来事を思い出してしまいます。
強烈なエピソード記憶ですね。
会社での所属はシステム部メディカル課となりました。
面接の時には
「君は営業向きだね」
と言われていたので驚きました。
一人前のシステムエンジニアを目指すべく、奮闘の日々が始まりました。
具体的な仕事の内容は、病院の医事・給与・薬局・給食・材料管理などのシステム開発と運用保守でした。
今思えば、この頃から
「医療現場と繋がっていたんだ」
としみじみ考えてしまいます。
「医療と関連した事務に関わる者」という括りでみると…既に医療従事者ですね。