松子② | 大悟徹底 伍

大悟徹底 伍

社会人3年目。


家電業界に身を投じ、デジカメ・PCを販売してたと思ったら、
気付けば本部・財務経理部へ!

新たなステージのために、日々精進・・・!

 人を叱るのって難しいと思うの・・・

 でも、大事なことなのよね・・・

 ちなみによく使うのは
「そうやって辛いことからいつも逃げ出すのね」



 あぁ、アリナミンのCMを久々に見た。 これは癒しでしかない。


 嫌われ松子の一生(下) (2003)

著者: 山田 宗樹

嫌われ松子の一生 (下) (幻冬舎文庫)/山田 宗樹
¥630
Amazon.co.jp
オススメ度:★★★★★★★☆☆☆

 
 表紙の中谷美紀だけで、★が5個くらいプラスなんですけどね。 まぁ嘘ですけどね。

 やはり下巻は大事だったね、っていう流れでした。
松子が相変わらず阿呆なのは変わりない感じだが、それよりも構成がイイ感じだったので、そこにひかれた。 最終的に死因と松子の人柄を調べていた甥と、松子の最後がリンクしてくる辺りはなかなか面白い。

 トルコ嬢まで落ちたと思ったら、今度はシャブに走り、
 薬を強要する男を、ウッカリぶっ殺し、
 そのまま放浪し、理髪店の男性と仲良くなった、
 と思ったら警察に捕らえられ、刑務所行き。
 塀の中で美容師の資格をとり、
 とある店に拾ってもらうが、元生徒(現在ヤクザ)と同棲するも、
 DV+また薬で事件になって、
 最後は酔っ払った大学生に絡まれて、内臓破裂で死す。っていう。

 何とも救えないお話になってるわけですが、1時間で70ページ位行けるので、サクッと読める内容ですね。

 やはり下巻の最後の締め方が良くて、いい終わり方だと思いますな。 
 大学生の甥の視点で最後は終わるわけですが、彼のちょっとその後も見たくなるような終幕。 自堕落に過ごす大学生の甥が、伯母の死をきっかけに何かに気づいて、人間変わった様子がありますな。

 「神は愛」とかキリスト教的な内容にも触れてたけど、エセ無神論者の自分には響きませんな。

 人を赦すって、人殺した人間を許せるわけがなかろうw ハムラビ法典万歳(´・ω・`)

 登場人物も、「人間だから、いつ松子のような状況におかれるかわからん」って内容もあったけど、いやそうそうねぇって。 そんな状況になったら、俺は人間をやめ(ry

 ちなみに映画を撮った監督は、下妻物語と同じ人らしい。 何となく納得するw