女の唯一の友達が、おばさんが最近よく行くスナックで働いていたことが発覚した。
なんと電話番号も知っていた。
おばさんが呼び出してくれるという。
突然だったので、多少戸惑ったが近くのファミレスにうまく呼び出してくれた。
夫は今は真面目にやってるけど、
私は真実が知りたい。
約束の時間に彼女もちょうど来た。
私を見てビックリしていた。
回りくどい話はせず、ズバリ質問した。
あまり話てはくれないかと思っていたら、
何気に洗いざらい知ってることを話してくれた。
証拠のために録音した。
引っ越して来た年の夏頃、
つまり、たまたま同じマンションに知り合いの妹家族が住んでいるとわかり交流を始めた頃。
夫は女に、誰か遊べる女の子はいないのかと言っていたと言う。
友達は女からそういう女の子いるかと尋ねられ、いないよね〜と話していたのだと言う。
まずそこで私はかなり驚いていた。
まさか夫がそんなことを言う人間だったなんて、信じられなかった。
ましてや私が全く知らない人間に言っているのならまだしも、私も知っているし同じマンションに住んでいるし、しかも夫の仕事関係の妹に。
なんて常識外れなんだろう。
それ以上に、私は夫のことを女好きだとちっとも思っていなかったのだ。
そんなに女と遊びたかったなんて。
夫が今まで浮気ばかりしていたのは、女好きだとはまた違くて、寂しいからだと思っていたからだ。
常に誰かに必要とされたいという、寂しさがあったのではないかと感じていたから。
そして、夫と女が夜中出かけるようになったのは、夫が仕事関係の人に会うと言ってよく出かけるようになった秋からだった。
そのあたりから夫は女に、付き合おうと迫っていたという。
この時はまだ女は断っていたらしい。
ただ友達に相談はしていたという。
そして夫と女が始まったのは、やっぱり一月に入ってからだった。
一月の終わりあたりに、友達が友人と新年会も兼ねて食事をしていたら女から連絡があり、夫と行っていいかと言われたという。
2人が来て、友達の旦那さんも合流しみんなで飲んでいたら、そこで報告されたらしい。
私たち付き合うことになったんだ…と。
友達はその時、2人を見て報告されなくてもわかったと言っていた。
一月の終わりに、夫が珍しくお酒を飲んで朝方に帰って来た時があった。
あの時だ。
居酒屋の後ママのスナックで飲んでいたという。
信じられない。
よくも、ママは私も知っているのにその店に不倫相手と行っていちゃつけたもんだ。
それからは、私にバレないように夜中遊びに行くのにダミーで友達夫婦が一緒に行ったりして協力させられていたらしい。
私が家を追い出された後も、私と女の旦那さんの追跡から逃れるために、その友達夫婦はだいぶ使われたらしく、夫と女は私たちから常に見つからないように逃げていたと言う。
私と旦那さんは毎日夫達を追跡していたからだ。
そして、ゴタゴタが続き夫が私とやり直したいと戻って来た時、
夫は私に、女にはもう会わないと言ったと話していたが、
実際は、仕事のこともあるし一度戻らないといけないから待ってるように女には言っていたという。
私の監視がすごくて連絡も中々できないと。
だけどなん週間も連絡がなく、悩んでいた女に友達は、いくら監視がすごくたって1日の中で多少なりとも1人になる時間はあるはずだと言ったんですよ。と言っていた。
3週間くらいして夫からやっと電話があったらしい。
あの時だ、部下に電話するからと車で電話していた時が一度あった。
買い物から帰ってきて、電話してから上がるから先に上がっててと言われ、先に部屋に上がった時があった。
四月の半ばの頃だ。
その時に初めて別れ話になったと言う。
女は夫に、
子供と2人で生きていきます。
と言ったと言う。
夫は、
わかった。だけど何かあればいつでも助けるから連絡しろよ。
と言ったらしい。
夫は、やり直してから1ヶ月経ってようやく女と終わらせたのだ。
この話を聞いて、モヤモヤが募ったような晴れたような。
ただ本当のことはわかった。
この話を聞いている間、不思議なことが起こっていた。
夫からなんども友達に着信があったんだ。
友達は夫には連絡していないと言う。
普段も連絡はないらしい。
この時に限って、
友達がここに来る間にまず電話があったみたいで、
どこにいるのかと聞かれ、
友達とファミレスにいる言ったら、じゃちょっと後で顔出すよと言われたらしく、
だけどもう帰るところだからと言ったと言っていた。
話してる最中友達に、
今ファミレスに寄ったけどもう帰っちゃったのかと夫から連絡が入った。
友達は今いる場所とは別のファミレスを言っていたからよかった。
私にも電話があった。
どこにいるのかと聞かれ、
全く逆の町にあるスーパーで買い物をしていると言っておいた。
この勘の鋭は一体何?
恐ろしすぎる。
しかし、話していたら夫の車が私たちがいるファミレスの駐車場に入ってきた!
慌ててブラインドを下ろした。
車で一周回っている。
多分車を探しているのだろう。
別にバレたらバレたでいい。
不利なのは夫の方だ。
私はおばさんの車だから、夫はわからない可能性は高い。
友達の車はわかっただろうか。
だけど夫は、そのまま駐車場を出ていった。
旦那さんと一緒に探していた時もなんどもあったが、
夫は勘が鋭いというか悪運が強いのは確かだ。
何度ももう一歩というところで逃げられていた。
それにしても、夫の勘にはびっくりする。
まさにドンピシャでこのタイミングで友達に電話してくるなんて。
話は一通り聞けたし、解散することにした。
友達には今後も何か聞くことがまだまだ出てくるかもしれないので、
女が陰で友達のことをなんて言っているか教えてあげた。
ただの足に使ってるだけなこと。
友達の旦那さんが年がら年中昼間呼び出されていることも。
これはさすがに知らなかったようだ。
免許を持っていない女は、年がら年中友達の旦那さんを呼び出して用を済ませていたのだ。
旦那さんが来れない時は、友達が呼び出されていた。
そのことを教えてあげた。