眞希、⾥美、桜、美紀は⾼校以来の親友の4人。

 

ある日、眞希の妊娠が発覚。

 

喜びに湧く眞希と夫・良樹だったが、

 

出⽣前診断で障害のある子供であることがわかる。

 

眞希は思い悩むも出産することになる。

 

しかし生まれた子供は

 

二人とはまるで似ておらず

 

呼吸器を付けた状態で

 

愛情を注ぐことができない葛藤に苦しむ。

 

それを親友三人には打ち明けられず、

 

しまいには言い争いへと発展していく。

 

 

 

 

ネタバレするので観てない方はご注意ください。😞

 

 

 

劇団鹿殺しの有田あん監督による作品。

 

友人の出産ををベースにした作品らしい。

 

妊娠で喜んだのも束の間、

 

障害のある子供であることがわかったこで

 

本人はもちろん

 

友人との関係に亀裂が入るというストーリー。

 

率直な感想としては、

 

こーいう作品はあってもいいし

 

むしろあるべきなんだろうと思う。

 

出産に対する心構え的な

 

〝出⽣前診断を受けましょう!〟という

 

厚生労働省推薦作品チックな

 

雰囲気が漂う感じはそういう世界を知るべきだろう。

 

そーいう意味で

 

若い男性女性ともに観るべき作品だと思う。

 

高校生の授業で見せてもいいのかも。

 

実話をベースにしていることもあり

 

正直、ストーリーとしては物足りない。

 

高校からの仲良し四人組ながら

 

本音で語り合ったことがない

 

上部だけの親友という台詞があるのだが、

 

それが結構致命的でゲンナリする。

 

だとしてもだ!

 

出産パーティーを開くことも

 

そしてその場に行くという行動も

 

イマイチ納得いかない。

 

さらに不思議なのが

 

障害を持った子供が生まれるとわかったところで

 

頼りにしたのがなぜか妹。

 

ふ、普通母親じゃないか?

 

その母親、そして父親は

 

心配し応援しているように見えて

 

どこか壁があるような感じなのが気に掛かる。

 

難点としては謎のダンス。

 

確か鹿殺しの舞台でも突然踊り出したような記憶があるのだが

 

そこで踊るか!?という

 

ストーリー無視のダンスはドン引き。

 

医者まで踊るし。

 

幻覚のつもりかもしれないのだが境目がないのでわかりにくい。

 

その医者も医者でありながら

 

素人みたいな対応が気になって仕方がない。

 

看護婦も今までどういう対応していたのか疑問になるぐらい

 

一人の患者に右往左往していて不安になる。

 

つまりのところ

 

台本と演出に難がある。

 

難病を抱えた出産に対して

 

どこか薄っぺらさを感じてしまう。

 

しっかり描く場面と

 

踊ってもいい場面との

 

メリハリをつけないと

 

観る人によっては

 

茶化しているようにしか見えない。

 

踊りたくても我慢する選択も

 

あったんじゃなかろうかと・・・。

 

今後の作品作りに期待したいところでです。

 

 

下北沢k'sシネマ上映中!