今日は大福の命日
初めてお家に来た日が、昨日の事のようです。
隅っこに背中を向けて固まってたね。
ご飯もお水も飲まず。
一日目は構わず、そっとしておいて下さいって、言われたにも関わらず、お父しゃんとお母しゃんは心配で、声をかけてしまったね。ますます固まって、「そっとしとかなあかんやん」と怒っては、自分が構って怒られて、ヘンテコだったでしょ
次の日、朝起きたら、ご飯空っぽになってて、ほっとしたよ。
それから本当に色々あったね。
お父しゃんが、カレー作ってたら、椅子に足掛けて覗きこんでた大福。足滑らせて落っこちて、顔が腫れたね。そんな大福にお父しゃんは、「ネコがこんなとこから落ちるんなんか信じられへんわ」と、言ってたね。
可愛くて可愛くて、お父しゃんは酒のつまみのささみ燻製みたいなのを買ってきて、ちょっと食べさせたらパクパク食べて。それからしょっちゅう食べさせて。無知だった。病気になってしまってもう今日か明日が山だと言われて、どれだけ泣いたか。もう何にもいらない、大福が助かってくれてらそれで良いって、二人でワーワー泣いたでも、先生、スタッフの方のお陰で持ち堪えて。毎日、面会に行ったね。人間の食べ物を食べさせた後悔。後悔してもしても後悔仕切れなかった。それから、色々勉強したよ。あれから10年、元気に過ごしたね。
病院から、帰ってきたら、はまちと仲が悪くなってしまったね。あんなに仲良しだったのにね。毎日ケンカばかり。止めに入ってはいけないのに、見るに見かねて止めに入った父ちゃんを噛んで、足が腫れ上がったね。怖かったよ
めばるの面倒も良く見てくれたね
はまちがおトイレで出来ないから、違う所でしていたら、いつも教えてくれたね。トントントン「母しゃん、ちょっと来て」
でも、体調が悪くなってから、はまちの近くに居る事もあったね。もう…わかっていたのかなぁ…。今でも思い出すと涙が止まらないよ。
もうね、こんな思いは沢山だ。と、思っていたのだけど、いっぱいいっぱい考えて、ソックも家族になったよ。
大福、見てるかな。
もうちょっと、強くならないとダメだね。
大福、いっぱいいっぱいの思い出をありがとう