オルタナティブ・ミュージック | H-MANオフィシャルブログ「H-MANのナカナカナイブログ」Powered by Ameba

オルタナティブ・ミュージック

どうも、お久し振りです。今日ブログを更新しなくては今月は1回だけになってしまう。マズイ、まずい、不味い。という事で久し振りの更新です。

それにしても、秋晴れの良い天気ですね。ポカポカと気持ちが良いです。パソコン開いてる場合じゃないですよ。なんて考えてたらもう夜になってしまいました。さて、ここの所、ある人に言わせれば難しい、お堅い話が続いたので別な事でも書いていこうかな。写真のお話です。

タイトルにある「オルタナティブ・ミュージック」???私もあまり使い慣れない言葉でありますが。最近と言っても、ちょっと前ですが『オルタナティブ・ミュージック』という本がMUSIC MAGAZINEから発売されました、ご存知でしょうか?著者は石田昌隆氏。ミュージックマガジンで「音楽の発火点」という連載をしている方です。その連載と他の記事に加筆し、石田氏が撮った写真で構成されている本で、かなりのボリュームですが、興味のある人は手にとってみてください。面白いです。

ちなみに、私のアルバム『レゲエ馬鹿三昧』『チャンスは今日今夜』『諸法無我』『ナカナカナイ』の写真は石田氏に撮ってもらいました。エヘへ、、、

撮影の合間に氏から色々な話を聞かせてもらったのですが。とにかく記憶力って言うか凄いんですよね、話が、人物名から、地理的なこと、時代背景まで。私なんて名前とかナカナカ出てこないで「ナントカのなんだっけあれ?あ!それそれ、そいつがさァ、、、それがさァ、、、」なんて感じなんですが。写真は勿論ですが、お話が面白い、この『オルタナティブ・ミュージック』もその話し方そのもので、二倍楽しめました。

さてこの『オルタナティブ・ミュージック』ですが120人(組)のアーチストの写真、文章から構成されています。私がジャケをお願いするのですから、氏がレゲエ通、レゲエ好きなのは当然ですが70年代のレゲエ、パンク(勿論それだけではないのですが)を軸に展開されています。ローリングストーンズも載っているのですが、その写真を載せるかどうかは最後に決めたそうですが、その理由が「BBCが02年に放送した”The Story Of Jamaican Music”という番組でミックジャガーが出てくるところが2カ所あることに気付いたから」だそうだ。この本を読んで、なんか自分でも何でか分からないけれど、はまってしまったレゲエっていう音楽がいかに、特殊で、奇跡的な音楽であるか、改めて感じました。
限がないので書きませんが、他にも、興味深い記述は沢山あります。中でも印象的なのは、パティ・スミス(っても彼女も彼女の音楽も知らないのですが)を撮影した時のエピソードにはシビレました。ビリビリですよ。

ところで、皆さん写真の良し悪しって分かります?私自身は写真に限らず、音楽、映画、絵画、文章、、、などなど、どれほどの審美眼(耳)が有るかは疑問ですが、というのも上には上がいますからね。お恥ずかしい限りですが。写真に関して言いますと、写真に移っている被写体だけでなく、カメラマンがその場に居てシャッターを切っているということが分かると、なんか面白いんですよね。つッても、ダメな写真はダメですけどね。


で『オルタナティブ・ミュージック』どの写真が一番良いかって?



、、、内緒。


でもこの本読んだら、レゲエ以外の面白い音楽も沢山載ってたので、色々、聴いてみょ~と。既にこの本に出てきたCDを何枚か聴いてみたのですが、お気に入りを一枚、NIRVANA『UNPLUGGED IN NEW YORK』(本の中ではDVDが紹介されています)良い感じです。

ちなみに、すでに絶版になっていますが、石田氏はその昔『黒いグルーヴ』という本を出しています。『オルタナティブ・ミュージック』を読んだ後ど~しても読みたくなって、ネットで買っちゃいました。高い、、、。しかし、この本の中に載っているイエローマンの写真!!!82年のジャマイカ、キングストン、でマイクを握るイエローマン、お客さんは超満員、気持ちよさげになにやら歌うイエローマン、その話に耳を傾ける顔、顔、顔、、、誰もがイエローマンのDJにはめられています、凄い写真です。実はこの写真10年以上前に『RIDDIM』に載っていて、当時まだDJでメシが食えずにいた私はその写真を切り抜き、壁に飾り、いつかは俺も、、、なんて悶々としていたものでした。まさかその写真を撮ったカメラマンにジャケ写を取ってもらえるとは、、、。未だに、その切抜きは私の家に飾られています。


それから、もう一つ写真の話。横浜で昔から写真を撮っている、iGa-c(イガシー)が『DANCEHALLDAZE』という写真集を自費出版!!!!なじみの面々が乗っています。しかし、わ、、、若い。ツルんとしています。レゲエブーム前夜の貴重な、そしてチョット恥ずかしい~写真。iGa-c、彼もまた、その時、その場に居て、シャッターを切っていたのですね、、、


さて、お気づきの方もいると思いますが、この「ナカナカナイブログ」の表紙の写真もリニューアルいたしました。今年の私のアルバム『不退転』のものですが。この写真を撮ってくれたのは菊地昇氏。今は無き『レゲエマガジン』は菊地氏の写真が沢山載っていましたし、レゲエ好きの人にはおなじみですね。

実は私、日大の芸術学部の写真科を受験した事がありまして(え~~~~っ!!!)、筆記試験に合格、二次試験の面接を受ける際、「好きな写真家」として菊地昇氏の名前を挙げました。というのも写真科を受験したからと言って、カメラに詳しいわけでも、すでに写真を撮っていたりしたわけでもない私は、その頃『バットニュース』という雑誌がありまして、当時としては珍しくブラックミュージック、レゲエ、ワールドミュージックを取り上げていて、欠かさず買っていました。しかも写真が大きく、沢山載っていて「う~ん、黒人の女はきれいだな~」なんて子供心に思っていました。そして、その写真が菊地氏のもので、氏の写真集のような雑誌でした。そのカメラマンにも、また写真を取ってもらえるなんて、、、エヘヘヘへ、、、

えっ?受験ですか?、、、落ちましたよ。もちろん、菊地氏のせいではありません、アシカラズ、、、、

ではでは。