8月が終わってしまいますね。
ジリジリ暑いのは苦手だけど、
なにやら寂しい気もします。

夏の終わりに、
京都、黄檗にある萬福寺に
いって参りました。

早朝7時30分に集合で、
文化財をお寺の方に説明していただき、
座禅を組んだのち、
朝がゆをいただくという会です。

萬福寺は、
お茶にも縁が深く、
普茶料理をいただきにいったり、
勉強がてら
何度かお参りしているのですが、
座禅と朝がゆ~は初めて❤

申し込んでからは
何ヵ月も楽しみにしておりました。

隠元禅師のもと1654年作られた
禅宗のお寺です。
いまも、華僑の人々がきらず
お参りになられているほど
明朝当時の文化が残り、
かつ、
戦争などで焼けることもなく
当時のまま
きっちり左右対称の
伽藍も残されているので
中にはいったとき
他のお寺さんとは
どこか違う感じがあります。

最初に通るのは総門
マカラという鯱のヒレが足になっている
不思議な生き物が屋根にのった門です。



次に三門をくぐり、
寺の玄関である天王殿へ。
布袋さまと四天王、韋駄天が
迎えてくださいます。
布袋さまは、弥勒菩薩の化身。
救いの仏様です。



本堂の、大雄宝殿
御釈迦様、
迦葉、阿難のニ尊者と
18羅漢像が。
日本は16羅漢ですが、
中国は多いのです。


萬福寺といえば
木魚の原型といわれる
開版(かいぱん)ではないでしょうか。
お腹(丹田)にある煩悩を叩くと
玉ででてくるのです。
さかなのは、まぶたがないので
眠らずに、
心の目を開いて
修行できるからだそうです。
100年に一度変えるそうで
今では三代目。

じつは、雲版↓とセットで鳴らします。

朝、昼の食事や
法要の前に打ちます。

清清しい伽藍。

(托鉢に行かれる前後に本堂にお経をあげられます)

この伽藍内で通路のように
石の通路が巡らされています。
まん中は、和尚さましか
歩いてはいけないのです。
なぜでしょうか。

通路は龍といわれ
ひし形に続くその石は
龍のうろこなのだそう。
そのうちのどこかにある、
1つの逆鱗に触れないためにも
それを見極められる
叡知を備えた方以外は
まん中に通るひし形の石は
踏まないのだそうです。

やはり、何度か伺っていても
こうやって教えていただくと
より、楽しめるなぁと実感。


次回につづく~❤