9月に福岡にきてはや6ヶ月。。。
ゴミ袋が有料になったり、小学生の長男の医療費が有料になったり、愛知ではなかった出費が山ほど!!!市民税は1万円も上がっちゃうし。上げればキリがないほどの痛い出費。
一方で、物価がちょっとだけ安かったり、第3子優遇措置があったり、小学生に関しては指定の体操服や学用品がないので、まあトントンかな。
さて、福岡にきて一番の変化を感じたのは私の幼稚園に対する考え方。
引っ越してきてから一番にやったのは幼稚園探し。トシが転園するにあたり、一番近い幼稚園から順番に電話していこうとしたら、一番最初にかけた市立幼稚園にたまたま空きがでたところで入園可能となった。
これまでの幼稚園は、週3の給食にバス通園、イベントも親がでる幕はほとんどなく、PTAもないという、「楽な」幼稚園だった。だけど、親同士の交流はほぼないし、先生との交流もそれほどない、というところだった。それはそれで、ワタシは「楽でよい」と思っていたのだけれども。
市立幼稚園はそれはそれは「めんどくさい」幼稚園だった。はじめは。
毎日、送り迎え、毎日、弁当、PTAの作業はもちろんあるし。親同士はいやでも交流しなければならない。
正直、女性の団体に慣れていないワタシはとまどった。
人見知りするし、自分から話すこともしないワタシには、なかなかとけ込めなかった。
でも、だんだんと慣れてくると、話していても疲れを感じさせないというか、いやな雰囲気をかもしだす人がいなくて、孤立感もないし、かといって、密でもない。
トシも変わった。あんなに幼稚園嫌がってたのに、こっちでは楽しそうに通う。どうやら遊んでばっかりらしい。まえは「みんなと一緒に」制作したり、絵を描いたりしていたのが苦痛だったみたい。いい意味で自由なので自主性が培われた。
ワタシもこどもに対する考え方が変わったと思う。こんな生活で子育てがちょっと楽になった。
もちろん、ソウも通わせようと思っていた矢先!!!教育委員会が市立幼稚園を廃園に、というニュースが。
なんでも、お金がないらしい。どこの行政も同じだと思うが、なぜ、こんな時代に、こどもの学び舎を奪うのか?
月謝が安いから、近いひとしか通えないから、市立幼稚園に通える家が優遇されすぎる、とのこと。
本気でいってる?頭のいい人が考えることでない。それでは、市営住宅に抽選で落選する人はどうなの?市役所から遠い人はどうなの?交通費でも支給するわけ?
公立だからこその安心感、公立だからこその幼児教育、これらをこの福岡市からなくしてもよいものか?それも、教育を大事にして国家の安定をめざすべき教育委員会が提案することなのか?
市長さんは今年はじめの会見で、「住みたい福岡」を目指すといっていた。「こどもにやさしい」福岡とも。
もし廃園になったら、ぜんぜんやさしくないじゃん!
福岡市にきて感じたのは、人柄の良さ。観光事業も大事なのかもしれない。
でも、まずは身内を大事にしなきゃ、他人も大事にできないと思う。市民が充実して幸せだからこそ、外部の人をあたたかく迎えられるし、また来たいと思えるような都市になるのではないかと思う。
転勤者も多い福岡市。ワタシもそのひとりで、老後をここで暮らしてもいいかも、、、と思いほど。
ほんとうに「住みたい福岡」を目指すならば、ただしい選択をしてほしいと思う。
廃園に反対している人たちが動き出した。
ワタシも出来る限り協力したい。
普段はこういうことには冷ややかで、どうせなんにも変わらないでしょ~なんてタイプなんだけど。
市議会議員が正しい判断をするのを願う。


