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ぐんぐん…
ぐいぐい…

ルーツレゲエを響かせ、山道を登るジムニー。
あたりはもう真っ暗。
ライトに照らされた所しか見えないくらい。

「兄ちゃん。名前は?」

※「ひでです。」

「そっか…」

※「ルーツ俺も好きっす!熱くなりますよね!」

「おー、分かってるねー。ルーツいいよなー…」

なんかよくわからんが、意気投合して、一緒に歌ったりしてた。
そうこうしている間に…

「兄ちゃん!もうすぐ着くぞ!」

あのまま歩いてたら、確実に心折れてた距離でした。

暗がりの奥から、ライトに照らされ、小さな山小屋の様な建物が見えてきた。

「これ、俺ん家。まだ、完成してないし、電気引っぱってきてないから…。ちょっと待ってて。荷物おいて来るわ」

バボさんは、懐中電灯片手に小屋に入って行った。

完成してないし、電気がきてない?引っぱってくる?
あまり聞いたことのないフレーズ。

バボさんはすぐに出てきた。

「おまっとさん!じゃ、行こうか」

ちょっぴり不安で、レゲエでノリノリで、見知らぬ二人を乗せたジムニーは発車するのでした。

どこいくのー!

つづく…



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とぼとぼ…もう真っ暗…。
道がほとんど見えなくなってきた。
もちろん、寝袋なんて持ってない。
体力も限界に近かった。

ブー…

!…

ブルブル…

!!…

下から何やら音が…


!…
キターーー‼


この山に登りだして、初めてのエンジン音!

もう、あの時は誰でもよかった…。

ブルンブルン…
私の斜め後ろあたりで止まった。

「こんな所でなにしてんだ?」

ジムニーに乗った男の人が声を掛けてきた。
ライトが眩しくて、顔は見えなかった。

※「いや、あの~。この山の上に太鼓叩いている人達が居て、そこに行きたいんですけど…」

「そこに、知り合いおるんか?」

※「いや、特に知り合いがいるわけでもなく、ただそこに行かなきゃと思って…」

「……ようわからんけど…こんな所いても何にもないし…とりあえず乗れ!」

今乗れって言ったよね?
助かったー!
小さく拳握り締めて…よっしゃー!


私は、そそくさと助手席に乗った…

男の人も?だっただろう。夜にこんな山路を軽装で、なんもあてなく歩いてるのがいるんだから。

その方はバボさんという人で、なかなかの自由人な風貌。ルーツレゲエが流れてた。
もうそれだけで、いい人だろうなと勝手に思い込んじゃった。

車に乗ってから、もっと質問攻めになると思っていたが、あまり聞かれなかった。

「どこから来たの?」

※「~からです。」

「ふ~ん…」

「とりあえず、兄ちゃんの目的地はわからんけど、俺と来るしかないな(笑)」

※「はい。ついていきます(笑)」

そこから、ぐんぐん山路を登っていった。

つづく…



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バスは山道をどんどん進んでいく。
上がったり下がったりしながら。

ふー。
歩いてたら、倒れてたな。
確実にって距離爆走中。

さてと…どこで降りるんだっけ?
おばぁに一番近いバス停聞くの忘れてたわ。
ん~。
自分で自分の事、ある意味凄いと思った。な~んにも考えてないんだ。オレ。

まさか、◯◯村って名前のバス停なんかないわな。

意を決して、学生に聞く事にした。

※「あのぉ~。◯◯村にいきたいんだけど、どこで降りればいい?」
「⁇⁇…」
※「えっと…◯◯村…」
「◯◯村は広いですよ…」
※「そ、そうなんだ…夜な夜な太鼓叩いたりしている人達が居るって聞いたんだけど…」
「……2つ先のバス停降りて山に登った所に…たしか…聞いた事あるような…」
※「……。あ、ありがとう」

オレ、村舐めてました。小さい集落が村だと決めつけてた。どうやら村とは人口少ないだけで、広いらしい…。唯一の手掛かりは学生さんの怪しい情報だけ。

でも、ここまで来たら行くしかない‼
もし、到着しなければ、その辺で野宿するわ。

独り言ぶつぶついいながら、バスにゆらゆら揺られて2つ目のバス停に到着。

降りてすぐに山に入る舗装された道へ入っていきました。

時間は5時くらいだったかな。

進むしかないもんな…。

普段の運動不足がたたり、かなりヘトヘト。山道にはぽつりぽつりと民家はあるが、ふつうの農家風。
どれくらいの高さに住んでいるとか聞き忘れたわ…。
やがて、民家もなくなり、自分のハァハァ言う息しか聴こえないくらい静かな山道。
このまま行って何もなければ、その辺でごろ寝…。
ちょっと暑いくらいだったのが、山はひんやりしてるのね。
どんどん暗くなり、道には外灯もないし…。

やばい。野犬とかイノシシとかいないよな?

もう下りようかな?

どんどん不安になるのでした。

つづく…



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