電車で乾さんの地元に向かった。
いきなり会場に向かうものだと思っていたら
ご実家に寄ることになった。
一応お土産を用意しといて良かった。
ご両親とお姉さんとお子さん達に熱烈歓迎されてしまい恐縮した。
お姉さんと乾さんは全く似ていない。
男女だとそう言うものなのかな。
「この人が太一の好きな人か〜。」
「ちょっ!姉ちゃん何言い出すんだよ!」
「違います。その人は今日は来てませんよ。」
野田さんのことは家族公認なんだ。
「ふーん。そっか。」
ここで乾さんのお友達が迎えに来てくれた。
「わざわざ遠いところすみません。まだまだ始めたばかりで至らないところがあると思いますが楽しんでって下さい。」
「有難うございます。」
子供達は年も近いこともありすぐに仲良くなった。
ああでもない、こうでもないと苔を丸めていた。
お姉さんは私の隣でいろいろ話しかけてくれた。
退屈しないように気を遣ってくれてるのかな。
子育ての話で盛り上がり
気づいたらたくさんの苔玉が完成していた。