ダダ散文 -58ページ目

2010/06/14

いい加減にしてくれよ

あれから毎日毎日
一人泣いてばかり

こっそり夜中

便所の中で


仕方がないだろ


誰も君の思惑なんて
分かるわけがないんだから


ホントにうんざりするよ

勘弁してくれ


俺は君のこと好いているけど


君の思惑なんて
誰にも分からないんだから


そろそろ映画の観客を求めるのはやめにしようぜ

人生は映画じゃないし

観客は居ないんだ。


2010/06/14

彼女はふわりとしたショートの髪をしていたわ

彼女は言った

「もう自由になりたいのよ
私はオプティミスト
自由になりたいの
意味 分かるでしょ?」


彼女は自分の髪のように
とても柔らかい人だった

犬や猫が大好きだったけれど
一度も飼いはしなかった
名付けることもしなかった

彼女は自分がその子を幸福にすることは出来ないと知っていたから


彼女はとても優しかったし
独特にユニークで可愛い柔軟な人だった


でも一度も人と一緒に住んだことはなかった

好きな人はいたけれど

彼女は自分がその人を不幸にすることを知っていたから


春風のような人だった


冬の枯れ木などは
彼女に似合わなかった



春がやってきた頃に
彼女は自殺した


何一つ
書き置きさえ残さなかった。

2010/06/12

貴女のいかさまは

私の真理を明かす

貴女のいかさまが

私の正体をバラす

私自身に


ずっとそうなのね


不愉快よ
勿論

でも私は貴女を愛している

もう十年の付き合いになるかしら?


貴女のイカサマが
私の正体をバラしてしまう

不愉快よ


でもきっと

そうね

それが友人というものじゃないかしら