土曜日ね、ある居酒屋で、突然4歳の女の子が絵本を持ってわたしのところに来たの。
どうしたんだろうと思いつつ、相手をしてあげたんだけど。
なんとかお母さんのところに、と思って連れて行ってもらったらさ…
お母さん、そこの店員さん。
しかも多分中国人。
色々察したよね。
何回か連れていかれたんだけど、戻ってくるの。私のひざにちょこんと座ってさ。
楽しそうにキャッキャッって。
賢い、とーってもいいこ。
なんだけど、結局連れてかれて外で怒られてて。それも私の力不足なんだけど。
もーさ。
いてもたってもいられないよね。
思わず突っ込んだよね。
子どもは悪くないよ、お母さん。
しかも私は楽しかったよ。
あの子の泣き顔が、忘れられない。
私を見る顔が、忘れられない。
最後に手を振った、あの子の顔が。
お母さんにね、
たくさん抱きしめてあげてって。
お願いだからって。
私には、それくらいしか出来なかったんだけど。
それを伝えられたから。
お母さん、その子にとってお母さんはあなた1人だけなんだよ。
人間にとって、家族は1番大切なもの。
ううん、きっと人間だけじゃないよね。
家族のあり方に、正解や不正解はないと思う。
誰しも、どこでも、問題は抱えているのかもしれない。
だけど分からない。
なぜかって、その人にとって家族はひとつしかないから。
比較できないから。
どんなに他の家庭に入ったところで、
家族『みたい』にはなれるけど、
家族にはなれないから。
幸せそうに見えたって、
裏ではとんでもない問題を抱えてるかもしれないしね。
一生、背負っていかなければならないの。
上手く、昇華していかなければ。
こうありたかった。
もしこうだったら。
そんなこと考えたって仕方ないの。
だって人生は、一度きり。
過ぎてしまった時間は、二度と戻ってこない。
突如襲われる不安や、恐怖や、孤独感や、失望、悲しみ、嫉妬…
一生付き合っていかなきゃいけないんだよね。
たくさんたくさん、愛されたかった。
たくさんたくさん、見て欲しかった。
たくさんたくさん、受け止めて欲しかった。
微かな思い出を繋ぎ合わせて、私は生きてる。
それがあることが、何よりもの救いだよね。
まだまだ、私の人生は長い。
自分自身の、闇と光。
高いところから、上手く理解していきたい。
上手く付き合ってあげたい。
自分と、仲良くしたいんだ。
だって、
自分自身と
これからもずーっとずーっと
一緒に過ごしていくんだもの。
色んな私を、
まずは自分自身が愛してあげて。
ぎゅって抱きしめてあげよう。
そこからスタート。
またスタート。
何回スタートしたっていいじゃない。
その度、きっと強くなってる。
きっと成長してる。
私には、確かに来ると信じる明日がある。
住む家がある。
食べるものがある。
美味しい水がある。
走ろうと思えば走れるし、
見えるし聴こえるし感じられる。
今だって一生懸命、
勝手に息をしてるし、心臓だって動いてる。
今、ここでこうして生きていられることに感謝して、
生きていこう。
今日は、私という斧と向き合う時間。
磨けたかどうかは、わからないけど。
また、進んでいけばいいんだよ。
たまには、立ち止まったって、いいよね。