アメリカ/イギリス合作 109分
【監督】 アルフォンソ・キュアロン
【原作】 P・D・ジェイムズ
【脚本】 アルフォンソ・キュアロン/ ティモシー・J・セクストン
【音楽】 ジョン・タヴナー
【出演】 クライヴ・オーウェン / ジュリアン・ムーア / マイケル・ケイン /
キウェテル・イジョフォー / チャーリー・ハナム / クレア=ホープ・アシティ
【解説】
人類に子どもが生まれなくなってしまった西暦2027年を舞台にしたアクション・エンターテインメント超大作。
監督は『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のアルフォンソ・キュアロン。人類存亡の危機を巡る壮絶な攻防戦を主題に、英国作家界の女王P.D.ジェイムズの大ベストセラー小説の世界をリアルかつ斬新な映像美で描く。クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケインなど実力派の演技合戦も見逃せない。
【感想】
日本では少子化が続いているので、文明が発達すると環境ホルモンなどの影響でこんな風になるのかな?この映画は何故子供が生まれなくなるかは語られていないが、とてもリアルな怖さがあります。今生きている人だけで滅亡するのを待つだけの人類は、絶望感に夢も希望もなくなるのです。そんな状況下、突然臨月間近な妊婦が登場したことで、反政府軍との争奪戦が始まります。その後のストーリーは見てのお楽しみ。
この映画を語るには、テーマ以上に映像テクニックが斬新であるということ。話題になった超長回しのカメラワークは、あたかもドキュメンタリー映画を見ているような緊張感があります。車の銃撃シーンでは狭い車内をカメラが自由自在に動いたり、クライマックスは戦火の逃亡戦をたった一台のカメラが主人公と一緒に走り回ったりします。ふっ飛んできた血しぶきがレンズについても、ひたらカメラは回り続けます。全て大勢のスタッフやキャストの動きが計算されつくしていなければ、こんなシーンは撮れません。僕の大好きなデ・パルマ監督も映像派ですが、キュアロン監督はこれから見逃せないかも?
また、ナチス迫害時代のようなシーン、いつも濡れている農村地帯の風景、ヨーロッパ映画のような映像美は必見です。
昔見た「未来惑星ザルドス」や「赤ちゃんよ永久に」もSFの世界で『人類の子供(=希望)』を描いていますが、この映画も同じテーマ。赤ちゃんの影響で戦火が止まるシーンはこみ上げる感動がありました。
主演のクライヴ・オーウェンは遅咲きの演技派ですが、超有名な俳優を使うよりも等身大の人間を感じて◎。逆に主演格である演技派ジュリアン・ムーアもマイケル・ケインも脇役に回るという勿体なさ。それでも流石にしっかりと存在感を残します。
とても間近な近未来を描いているので、きっと派手なSF映画を期待した方には肩透かしを食らわされる可能性が高いと思いますが個人的には名作だと思います。
★★★★☆
【監督】 アルフォンソ・キュアロン
【原作】 P・D・ジェイムズ
【脚本】 アルフォンソ・キュアロン/ ティモシー・J・セクストン
【音楽】 ジョン・タヴナー
【出演】 クライヴ・オーウェン / ジュリアン・ムーア / マイケル・ケイン /
キウェテル・イジョフォー / チャーリー・ハナム / クレア=ホープ・アシティ
【解説】
人類に子どもが生まれなくなってしまった西暦2027年を舞台にしたアクション・エンターテインメント超大作。
監督は『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のアルフォンソ・キュアロン。人類存亡の危機を巡る壮絶な攻防戦を主題に、英国作家界の女王P.D.ジェイムズの大ベストセラー小説の世界をリアルかつ斬新な映像美で描く。クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケインなど実力派の演技合戦も見逃せない。
【感想】
日本では少子化が続いているので、文明が発達すると環境ホルモンなどの影響でこんな風になるのかな?この映画は何故子供が生まれなくなるかは語られていないが、とてもリアルな怖さがあります。今生きている人だけで滅亡するのを待つだけの人類は、絶望感に夢も希望もなくなるのです。そんな状況下、突然臨月間近な妊婦が登場したことで、反政府軍との争奪戦が始まります。その後のストーリーは見てのお楽しみ。
この映画を語るには、テーマ以上に映像テクニックが斬新であるということ。話題になった超長回しのカメラワークは、あたかもドキュメンタリー映画を見ているような緊張感があります。車の銃撃シーンでは狭い車内をカメラが自由自在に動いたり、クライマックスは戦火の逃亡戦をたった一台のカメラが主人公と一緒に走り回ったりします。ふっ飛んできた血しぶきがレンズについても、ひたらカメラは回り続けます。全て大勢のスタッフやキャストの動きが計算されつくしていなければ、こんなシーンは撮れません。僕の大好きなデ・パルマ監督も映像派ですが、キュアロン監督はこれから見逃せないかも?
また、ナチス迫害時代のようなシーン、いつも濡れている農村地帯の風景、ヨーロッパ映画のような映像美は必見です。
昔見た「未来惑星ザルドス」や「赤ちゃんよ永久に」もSFの世界で『人類の子供(=希望)』を描いていますが、この映画も同じテーマ。赤ちゃんの影響で戦火が止まるシーンはこみ上げる感動がありました。
主演のクライヴ・オーウェンは遅咲きの演技派ですが、超有名な俳優を使うよりも等身大の人間を感じて◎。逆に主演格である演技派ジュリアン・ムーアもマイケル・ケインも脇役に回るという勿体なさ。それでも流石にしっかりと存在感を残します。
とても間近な近未来を描いているので、きっと派手なSF映画を期待した方には肩透かしを食らわされる可能性が高いと思いますが個人的には名作だと思います。
★★★★☆


