千晃の結婚、妊娠、脱退の報告を受けてから会社は新体制への準備を始めた



今日は個人の仕事のみでメンバーが集まる予定はなかったけど、昨日急遽直也くんが男メンバーのみのグループLINEを作って今日全員の仕事が終わる時間に集合することに



仕事が押して遅くなった俺は、同じく今終わった西島とほかの3人がいる店へ向かう




西「お疲れ日高」



日「おつかれ」



西「リーダーの話ってたぶんあの3人だよな」



日「たぶんな」



西「泉はどんな様子?」



日「普段は普通にしてるけど…あいつ千晃と宇野の中立の立場であろうと頑張りすぎて、たまに辛そうな顔するんだよ」



西「泉も千晃が辞める事は反対なん?」



日「反対はしてないと思う。あいつと千晃も加入当時から色々あった分寂しいんだろうな(笑)」



西「千晃お前の事好きだったんだろ?」



日「!!?Σ(゚д゚;)」



西「あ、図星(笑)」



日「こないだ俺千晃と泉の話が聞こえたって言っただろ?」



西「うん」



日「その時に千晃が泉に言ってたんだよ…俺が泉にいちいち優しいから嫉妬してたって」



西「お前泉と喋る時めっちゃデレてたからな(笑)」



日「まじで?」



西「泉って、リアルにお前のタイプの顔やん(笑)」



日「まぁ…可愛い子だなとは思ったけど////」



西「お前は自分の気持ちに気づいてなかったと思うけど、俺はずっと気づいてたで」



日「お前は怖ぇー奴だな((((;゜Д゜)))」



西「見てれば分かるよ。お前分かりやすいし、千晃も」



日「俺千晃の気持ちも知らずに泉の事相談してたって事か…」



西「最悪ぅ~日高最悪ぅ(笑)」



日「お前なぁっ (# ゚Д゚)」



西「千晃は…泉に打ち明けることで今抱えてる事に踏ん切りつけたかったんじゃねーの?」



日「そうだろうなとは俺も思うよ…だからこそ聞かなかったふりしてたし

…まぁ、こないだふりだったのがバレたけど(笑)」



西「ついでに聞くけど…千晃とヤった事あるだろ?お前」



日「…?!((((;゜Д゜)))」



西「それも図星(笑)

…泉が入ってくる少し前にお前、少し千晃と距離とってたろ?何かあるなとは思って様子みてたんだよ…

そしたら千晃に触れるのを一瞬躊躇うようになったからこいつら一線越えたなって確信した」



日「何者なんだよ…お前は( °Д°)」



西「でも、それだけなんだろ?」



日「あぁ…あの時はお互い酔ってたし、俺は気の迷いって事にしてる」



西「俺だけしか気づいてないみたいだったから今まで隠してたけど」



日「…それも…千晃によって泉にカミングアウトされたよ(苦笑)」



西「まじか( ̄▽ ̄;)」



日「まぁ結果泉が可愛いヤキモチやいてくれて、おかけでその日は熱い夜だったけど♡」



西「結局惚気かい(๑ ー̀εー́ ๑)」



日「悪ぃな(笑)」




西島は千晃の次に恋愛相談しやすいタイプだ

大概ふざけて茶化してくるが…(╬ー̀дー́ )

周りを怖いくらいよく見てるし良くも悪くも周りの空気や人の気持ちに敏感な奴だから、本気で相談すれば的確な意見が返ってくる



俺もこいつも性格とかやる事が似てる分、飲みながらお互い相談し合うことも多い








そうこうしてるうちに、みんなが待つ店に着いた