「だっちゃん…これは事故だよ」
「え?」
「この事は…無かった事にしよう」
「…そうだな…酔ってたとはいえこんな…」
「お互い忘れよう…なにかの間違いだよ」
4年前のあの日が一瞬フラッシュバックした
それからは記憶から消そうとしたが、千晃に会う度に罪悪感を感じるようになっていた…
そんな中で泉に出会ってダンスレッスンに付き合ってるうちに、今までメンバーには感じたことない気持ちが年月をかけて少しずつ少しずつ大きくなってたんだ…
まさか千晃が俺の事好きだったとは思わなかった…
俺に伝える気がないなら、俺も聞かなかった事にしないとな……
心の奥底にしまっておこう
……ん?ちょっとまて。
千晃さっきこの子って…
しかも、育てる…思い出って…
もしかしてあいつ…
いや、考えすぎか…
会話が途切れたところで何事も無かったかのようにリビングへ
日「ただいま、いずみ♡」
「おかえり♡早かったんやね(^^)
あ、デザート食べる?」
日「あるの??(๑°ㅁ°๑)食べる!」
「ちょっと待っててね~」
伊「あ、私そろそろ帰るよ」
「タクシー呼ぼうか?」
伊「じゃあ、お願い。だっちゃんお邪魔しました(^^)また遊びにくるよ」
日「おぅ、またなー千晃」
「ねぇ…」
日「ん?」
「光啓、ほんとは千晃と私の話聞いてたでしょ?」
日「(((゜Д゜;)))」
「影が見えてたよ(笑)…どこから聞いてたの?」
日「ごめん、入ろうと思ったんだけど…その…衝撃なカミングアウトがあったから入りづらくてさ(´-∀-`)」
「…ほんまに衝撃なんですけど( ー̀ н ー́ )」
日「ごめん!隠してたわけじゃなくてさ…酔ってたし、あんまり覚えてなくてさ…」
「それはそれでサイテー( ー̀дー́ )」
日「もーいずみん怒んないで~(ノд<。)」
「怒ってないよ…」
日「ほんとに?|ω・`)」
「うん…ただ光啓と千晃は仲良いから2人だけの秘密って…ちょっとヤキモチやいたの……それだけだよっ//////」
日 キュ-(⸝⸝⸝°◽︎°⸝⸝⸝)→ ン♡
ポンポンッ
日「過去の話だよ…今もこれからも俺には泉だけ」
「……////」
ぎゅっ
ヤキモチをやいてくれた可愛いくてしかたない泉の頭をポンポンとすると耳を真っ赤にして抱き着いてきた
泉を抱きしめるとテーブルが目に入ってきた
考えてみれば少し異様だな…
3人分のお皿とグラス…ここにはもう1人いた
おそらく宇野だろう
でも宇野はどうしたのか?
泉の目が赤かったし、千晃の頬には涙のあとがあった…泣いてた?
もしや、何か揉めたのか…
それに千晃が座っていた所に何故かワイングラスがない
お酒飲むのが好きな千晃が自分だけ飲まないのは不自然だ…
体調悪かったのか?
ただの体調不良なら…何で泣いてた?
俺の中の疑問が確信に変わった
この確信が正解だとしたら、今後AAAはどうなっていくんだろうか…
もう……これ以上考えないようにしよう
頭の中をリセットするために泉を抱きしめる力を少し強める
首筋にキスするとふわっと柑橘の爽やかな香り…
「あっ…////」
美味しそうな香りに欲情して唇を首筋から鎖骨、胸元へと下ろしていくと甘い声が脳内に響く
シャツの中へ手を入れて膨らみを揉むと、泉の顔がだんだんエロくなってきたから完全に俺の頭の中はその事でいっぱいに。
日「ベッド……行こうか」
「……うん/////」
べッドに着くやいなや、どちらからともなく深いキスを求め合う
俺の予想が正しければ泉もきっと不安なんだろうな…
「んふ…ん…////」
言葉にはしないが、2人で心の中の一抹の不安を誤魔化すように激しく愛し合った