とりあえず考えられることは、頂いた方も仰っていたのがステンレス溶接で
曲げなおしてもらうことだったんですが、業者さんにお願いするとやはり
それなりに工賃も発生するし、問題は焼きを入れることでせっかくのメッキ
処理も痛んでしまうのではないかと考え、2~3日ずっと悩み続けました。
色々考えた結果、人力ではどうしようもなくてもその代わりになるものが
あったんですね。
車用のジャッキがそうです。何百キロの重量を持ち上げられる訳ですから
ステンレスのバーを曲げるくらいならと思い、壁と壁を使ってこつこつと。
穴とボルトの位置調整は、現車に合わせつつでちょっとづつ曲げていきました。
曲がりのイメージも素人の感が頼りなため、なかなか最初は上手くいきませ
ん。
ステンレスという材質自体が一般のスチール材と違って粘りがある為か、
思うように曲がってくれないんですね~。
このぐらい押せば大丈夫かなあと思ってやってみても、外してみると
全然曲がってないとか・・。
硬いというよりも曲げ方が浅いと素材そのものの戻す力に負けちゃってる
感じなんですね。
なのでこのくらいかなと思うところから更に押してやる必要がありました。
試行錯誤しながらも何とか板に付いてきて、ぴたっと合わさった時は
やっぱ嬉しかったですね~。
ひとつ注意したいのは、ジャッキ自体正しい使い方ではない上に
かなりの力が加わった状態での作業ですので、急に外れて飛び出した
事がありあまりお勧めできません。実際に危険極まりないです。
仕上がりを重視し、何より怪我を想定するならやはり腕のある業者さん
に頼むのが一番安心且つ手っ取り早いです。
まあ素人が感で曲げなおしたものなので、BEETサイレンサーとの
クリアランスが左右で僅かに違ったりしますが、個人的には大体満足のいく
仕上がりにはなったんじゃないかと思います。
何よりマフラーとバンパーが同じ大和ステンレス製なら、
クリアランスも当然考えて造られてる筈なので問題ないんでしょう。
こちらの場合異なるメーカー同志なので、元々クリアランスには若干難が
ありますが、まあ互い同志は動かずに固定されているものなので、
数ミリ程度でも離れていれば大丈夫なはずですね。
当らなければどうって事はない!ってやつですよ。
今でも大和ステンレスで新品で購入できますが、いかんせん高額商品
ですから余程ブルジョワな方でもない限り、なかなかポンとは買えません
よね~。
まあオートバイは所詮、自己満足の極みですからね。
おしまい