統合失調症で来院されている患者さん。ガヤガヤした人ごみや、病院の待合室などで、耳に入る声が、自分の悪口に聞こえてしまう。幻聴が聞こえ出すと、もうだめ、体はパニックにおちいり、そこに居られなくなってしまう。一度聞こえた場所には、怖くて近寄れない。病院の待合室も無理なので、駐車場の車に看護婦さんに迎えに来てもらう。聞こえる声は、自分の言われたくないことを自分で作り出しているので、それはもう的確に言われたくない事を突いてくる(笑)人ごみ、、、苦手な人が多いですが、その背景には、その場所に安心感があるか?孤独を感じていないか?というのがあるのではないかと、最近気づいてきました。うちの娘などを見ていると、家族がワイワイしているところで、ウトウトしだします。そして眠そうだからと静かな寝室に連れて行くと、泣く、、、抱っこしながらワイワイ、ガヤガヤが聞こえるあたりでゆらゆらしてると、ストンと落ちるように眠りにつきます。すこし、色んな音が聞こえているほうがよく寝れるのですね。そして、その聞こえてくる場所が安心できること。私自身の話では、電車などに乗っていると、爆睡している人がいます。よく電車に乗っていたころは、次の駅につくころには寝れていましたが、最近は車移動で、久々に電車に乗ってみると、なかなか寝れない。まるで居方を忘れたみたい・・・これもやはり場所への安心感が失われたのではないかと思います。今その患者さんは、体の好きな場所が増えてきた・・・と言います。聞こえるけど、背中や肩が楽なので、そこは好きです。といったような感じ。前より体の声が聞こえてきているのですね。前は何もかも調子悪い・・・というのから今日は天気のせい、ここは良いけどここは全然ダメ・・・といった感じで変わってきています。自分を攻撃するようなガヤガヤから、少しずつ体の声の音量が上がってきたように感じます。そして、居場所である体に安心感が生まれつつある。孤独の闇から体の感覚の光がさして来ているような。まだまだ薬の量も飲んでいるし、具合悪いと吐き気が止まらないので、これからも丁寧に見続けていかないといけませんが、なんとなくの方向性が見えてきたように思います。じゃあ、幻覚は?という話になりそうですが、感覚する!という部分では同じなので、安心感のある体から、安心できる感覚が心地よいガヤガヤのように入ってくる。自分が安心できる場所(体)にいるのだと感じれるように、私たちが支えることにはおそらく変わりはないのではと思います。もちろんその人、それぞれの治り方になりますが・・・
本当に体に良い事は、 ゆっくり・・・ 丁寧で・・・ 自然なところから 往診整体SORA 龍禅寺療法室院長ブログ
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