どうも、古賀です。11週ぶりの更新になります。
本年のダバドの活動は引き続きゆるやかなものとなりましたが、その内部では、なんとか外へ動き出そうという活力が感じられるようでした。そのエネルギーはやがて、ダバドが音楽活動にとどまる必要がないという気持ちを引き起こしました。私個人としては、将来的にダバドを音楽グループでないものに変えたい、と思っています。また来年もその基礎工事のような活動を張り切ってやってまいります。よろしくお願い申し上げます。
私的BOOK OF THE YEAR 2018
※こっからダバド関係ないっす。
古賀が今年に初めて読んだ本、漫画、初めて観た映画、音楽などの中で、印象に残った作品を紹介させていただく年末企画であります。
<小説・エッセイ>
◆そして生活はつづく/星野源
(文春文庫)
星野源さんのエッセイ。すごく軽快。裏話みたいなことがたくさん。お仕事に対するその姿勢に救われたような。「働く男」もいい。
◆Re:ゼロから始める異世界生活(15)/長月逹平
(MF文庫J)
表紙のベアトリスを見ただけで温かな心持ちがする。長い戦いだった。
◆オリエント急行の殺人/アガサ・クリスティー 中村能三:訳
(ハヤカワ文庫)
今年公開された劇場版を鑑賞する前に読んでおこうと。実家から借りた。ポワロのキャラクターはあまり好きじゃない。舞台と脚本がいいと思う。忠臣蔵みたいって言ったら、違うかな。ちなみに1974年の映画も見たが、結局原作が一番面白く、2018年の映画が一番つまらなかった。「ABC殺人事件」もよかった。
◆ψの悲劇/森博嗣
(講談社NOVELS)
もう最終作「ωの悲劇」を待つばかり。
◆王とサーカス/米澤穂信
(創元推理文庫)
太刀洗万智のシリーズ。舞台設定は2001年6月のネパール。ノンフィクションのような臨場感もややありつつ。すごくコントロールが効いたボール球を投げられたみたいな。よくわからんけど。私は米澤先生のファンです。
◆真実の10メートル手前/米澤穂信
(創元推理文庫)
同じく太刀洗万智の「ベルーフ」シリーズ。短編集。切れ味鋭い。
<漫画>
◇ちはやふる/末次由紀
(KODANSHA COMICS BL)
競技かるたの漫画。TVで実写映画を観てから。熱くさせやがる。
◇天の血脈/安彦良和
(アフタヌーンKC)
結末に少し引っかかるものがあったが、題材と絵が好み。
◇達人伝 9万里を風に乗り/王欣太
(ACTION COMICS)
中国の春秋戦国時代の話。熱い。熱すぎて読めないことがある。
<映画>
◆アーティスト
(2011年 仏:ミシェル・アザナヴィシウス監督)
白黒映画。すごくいい作品。こういうのもっと観たい。
◆11ミニッツ
(2015年 波・愛:イエジー・スコリモフスキ監督)
どんなストーリーかは忘れた。ラストシーンで思わず笑った。何故かずっと笑ってた。またいつか観てみよう。
◆心が叫びたがっているんだ
(2015年 日:長井龍雪 監督)
心をえぐられる。学校って、教室って変な空間だな。学生時代って奇妙なものだ。まぶしい、苦しい、そして美しい。
◆聲の形
(2016年 日:山田尚子 監督)
敬遠していたがようやく観れた。これも苦しかった。観たことの意義はあったはずで、しかしうまく言葉にできない。加害者意識みたいなものを感じたような気が。また今度考えよう。
◆リズと青い鳥
(2018年 日:山田尚子 監督)
心の機微を描くのが上手い。全体にファンタジックな空気感をうっすらと感じながらも、現実の残酷がひしと伝わるような。才能の残酷。アーティストやアスリートなど、多くの方が共感を覚えるだろう。
<TVアニメ>
◇超時空要塞マクロス
(1982年、1983年)
全36話。おまぬけなキャラ、柿崎の存在ってありがたいな。OP/EDどっちも好きな曲。ちなみに私は早瀬未沙派。ミンメイはちょっとね。この作品のマックス×ミリアは無茶してて好きだけど「マクロス7」では流石にパワーが半減してるな。
<音楽>
◆赤飯〜熱唱祭り盤〜/赤い公園
(2017年8月27日 東京:Zepp DiverCity TOKYO「熱唱祭り」公演)
こんなに素晴らしいバンドのフロントマンはなかなかいない。かっこよかったぜ。後任者は大変だ。ちなみに新曲「消えない」すごい良い。
てなところで終わりです。もちろんまだまだ素敵な作品は他にもあったのですが、このくらいにとどめておきます。あえて付け加えるならば、この秋のアニメが良作ぞろいで、「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」「SSSS .GRIDMAN」「ゾンビランドサガ」面白かったです。そしてこの年の瀬に発表された情報。なんと小野不由美先生の「十二国記」シリーズの新作が2019年に刊行されるということです。たいへん楽しみです。来年は本を読む量よりも、熟読することに重きを置くことにします。そして人の話をちゃんと聞く。これ目標です。ではまた来年。良いお年を。