アルビンは2015年秋田県の保健所に
収容されていました
飼い主さんの迎えもなく
あとは殺処分を待つだけでした
彼は保護団体のおかげで
北海道で命をつなぐことができました
僕はアルビンを救いたいという
気持ちで里親になりました
彼と暮らしてからの
今日までの日々は
彼を救いたいと思う気持ちよりは
たしかなのですが
救われていたのは僕自身でした
彼はその小さい体で僕を
精一杯
守ってそして愛してくれます
彼は暮らし始めた当初、環境に慣れなかかった
のか、しばらく悲壮感漂う顔をしていました
僕はそんな彼に言いました
今日から逢坂アルビンだ
お前の最期は俺が看取ってやる
まるで魔法がかかったように
彼の眉間のシワが取れ
優しい顔になりましました
アルビンと暮らし始めて4年の歳月が流れ
ここ最近の彼は白内障が進み
ほとんど目が見えなくなりました
耳も遠くなり、もう名前を呼んでも
振り向いてはくれません
でも彼は僕の匂いを探し
笑顔で迎えてくれます
今年1月アルビンに病魔が襲いました
前立腺癌でした
肺にも転移していました
元々心臓も弱ってきている彼に
手術という選択肢には至れませんでした
5月突然身体が動かせなくなりました
腫瘍がとうとう脳にも転移した影響でした
ごはんも食べなくなりました
そして弱っていきました
アルビンは僕が言った最初の約束を
守る時が来たと悟ったのでしょう
僕はずるい人間です
また彼に今度は過酷な命令をしてしまいました
お前が死ぬことはまだ許さない
俺のために生きろ!
しかしあの時たしかに彼は頷きました
そして目に輝きが戻りました
ごはんも食べるようになりました
買い物用のビニール袋に
両手両足の穴を開けて入れて散歩もしました
もう一個穴を開けるの忘れて
大惨事になったのは良い思い出です笑
前足が動くようになり
立てるようになり
そしてとうとう歩けるようになりました
奇跡でした
元気玉って本当にあるんだと実感した
瞬間でした
当初よりは元気になりましたが
少しずつ弱っていきました
肺の腫瘍もとうとう倍の大きさになり
時々大きな咳をするようになりました
桃園の誓いはアルビンとはかわせません
飼い主は、しっかりと
最期のときまで面倒を見なければなりません
当初早ければ余命2ヶ月という状況でした
それでも彼は僕との約束を
精一杯守り続けてくれています
彼は元保護犬
誕生日がありません
死ぬ時は違っても、せめて生まれた日は僕と一緒にしました
逢坂アルビン今日で12歳です
アルビン生まれてきてくれてありがとう😊
君は僕にとって大切な命です
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