昨日車にガソリンを入れるため
行きつけのガソリンスタンドに行った。
車を手放して以来妻の車に乗っているが
近所の買い物くらいしか使わないので
たまにしか給油に行く機会がない。
久しぶりに店長さんとお会いして
色々と話をした。
その時、
長年僕の車を整備して頂いていた
整備士さんが退職されたのを聞いた。
真面目で誠実で
ある意味で僕より僕の車を愛してくれた人だ。
僕の車は、沢山パーツを交換していた。
いわゆる改造車だ。
サスペンションという部分がある。
車とタイヤを繋いでいる部分。
ここが地面からの衝撃を吸収して
車体を安定させる。
僕のこだわりがあって、
このサスペンションを交換した事がある。
その時の整備もお願いした。
「3日頂けますか?」
交換の際にそう言われた。
せっかく変える部品
最適なセッティングをしたいので
時間をかけたい、という事だった。
こんな事を言う人は中々ないと思う。
帰ってきた車は
抜群の仕上がりだった。
整備が終わって車を引き取りに行くと、
決まって車の話を楽しそうにされていた。
僕も車の話が好きなので、
話をしだすとついつい長くなってしまう。
「お仕事中大丈夫ですか?」
ふと気付いて僕が聞くと、
「いや、大丈夫です。」
いつもそう返されるのだが、
僕が車に乗り込んで去る時、
バックミラー越しに見ると、
ダッシュで工場に戻って行く姿が見えた。
どんな整備にも、
決して手を抜かず丁寧に対応して頂いた。
車を手放した際に御礼を言ったが、
もう一度挨拶がしたかった。
トラブルの多い車だったけれど、
それ以上に車を大切にしてくれる人に
恵まれたと思う。
こんなに有難いことは中々無い。
また何処かでお会い出来るかもしれない。
その時はちゃんと御礼を言いたい。