D.A-project / D.A-LINE
http://da-project.seesaa.net/article/294362369.html
そんなわけで、ちょっとシールドのお話。
シールドの向きについて、と
シールドの値段について
若い頃、エリック・ジョンソンが「シールドには向きがある。」って言ってると聞いて、
「そんなのわかんねぇよ!耳が変態だww 流石エリック・ジョンソン!ww」
って笑ってた。
確かにセミバランス配線のシールドには向きがある。
でも多くのギターシールドはアンバランス配線で特に指定されていない。
僕も当時は気にもせずに使っていた。
でも、今は無くなってしまった秋葉原のビンテージパーツ屋さんでその考え方を改めることになった。
ギターのコンデンサを求めて初めてそのお店に行ったときのこと。
そこで配線材の話になり、そこの店主からもケーブルにも向きがあるといわれたので、どれくらい変わるものか聞いてみると試してみるか?といわれた。
BGMとして艶やかな音を流していたモノラルのスピーカーと真空管のプリアンプにパワーアンプ。
そのプリアンプとパワーアンプの間をつなぐケーブルの一本で試してくれた
今はなかなかお目にかかれなくなったG.Eの50cm程のケーブルをつなぐ、そして、それの向きを変える。
その瞬間確かに変わった。と僕は実感した。
僅かに、クリアさやレスポンスが違う。
50cm程度で違いが解るなら数m使うギターシールドならもっと違ってくるだろうと思った。
こうやって向きを確認するには差し替えて聞くしか方法は無いのか?店主に聞くと、ラベルを見ればいいと言われた。
市販のケーブルにはメーカーや品番等のラベルが書かれている。それに従って使うのが好ましいようで、以降僕はギターのみならずいろんなケーブルで気をつけるようになった。
実際に手持ちのアンバランス配線のシールドで試してみて欲しい。
物によっては変化をあまり感じなかったり、全然別物になったりする。
日頃なんとなくスタジオでセッティングする時に、もしかしたら毎回向きが違っていてサウンドのコンディションにムラがあったりするかもしれない。
毎回向きをそろえるだけでそれが改善する事は大いに考えられる。
次にシールドの値段のお話。
楽器屋さんで販売されているシールド。
最近はどんどん種類が増えてきている。
値段も千円程度から数万円、ましてや数十万円もするものも出てきている。
シールドを構成するのは、シールドケーブルとプラグ2個というシンプルなものだ。
ネットで調べれば自作されている方が多くいるし、作り方もたくさん出てくる。
シールドケーブルは1m 百円程度から千円くらい。
プラグは300円程度から千円くらい。
3mのシールドなら1500円もあれば作れる。
ハンダ付けに自信がある方は作ったほうが断然安い。
しかもケーブルの種類や長さ・プラグの種類を選択できるから自分の用途にぴったりのものを作ることができる。
ケーブルは数え切れないほどの種類が販売されているし、最近は自作しやすいプラグも出てきているから挑戦してみるのも良いと思う。
ただしハンダ付けが甘いとトラブルの原因になる。
やっていけばハンダ付けも上達していくだろうし製品と変わらないものが安く作れるようになると思う。
そんな手間よりもギター練習に励みたい人はお好みの市販のシールドを購入すればいいと思う。
その選択肢の中にD.A-LINEを入れてくれるとありがたいです。
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