昨日、散歩中、マックスとレオがプロレスしていて、不注意なマックスから両足膝カックンをくらい、前につっぷして、両膝を痛めてしまった・・・・ますみです・・・
今日もおつきあい願いましよ!
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さて、今日はちょいと、ルポをかきましょうか・・・
私、数年間、いろんなレスキュー・動物保護の団体と、浅く、広くお付き合いしてまいりました。
それは、なぜか・・・・お勉強のためです。
ちょこちょことブログには書いておりますが、今回から、ちょっと真面目に書いてみようと思います。
あくまでも一例ですよ。しかも、ロスのローカルな保護団体についてです。
保護団体A・・・・ここはこの前、摘発を食らいました。別の保護団体によるチクリ、タレこみ・・・があって、がさ入れ・・・があったんですね~~~。
保護団体・・・こちらには個人でやっている方もいるし、NON PROFIT Organaization,,,,という、つまりNPOですね、非営利団体として登録して活動してる団体があります。
さて、この摘発された保護団体Aの場合、なにが行けなかったのか・・・・
このAというところは、個人でやってる方でした。流れはこうです。ローカルシェルターに行き、純血の犬種ばかりを引き出します。人気のあるプードル系、そして、レアな犬種・・・高価な犬・・・ナポレオン・マスチフとかグレートデーンとかの超大型犬、などばかりを引き出しては、イベントに連れて行き・・・・譲渡会を行う・・・・
そして、犬を欲しいという人がいると、800ドル~1000ドルのアダプション・FEEを請求。これは譲渡にかかる費用・・・ということで・・・・懐に入れてたわけです。
シェルターから犬を引き出すとき、個人で引き出すと150ドルくらい掛ります。
しかし、NPOに登録している団体であれば、NEW HOPE CARDというものを申請できて、40ドルくらいで犬を引き出すことができます。もちろん、審査があります。
このAの場合、知り合いのNPOを持つ団体のNEW HOPE CARDを使い、犬を引き出してもらいますね・・・つまり、40ドルで犬が手に入るわけです。
そして、それを1000ドル近くで譲渡する・・・・ま、はっきり言って、売っちゃってます。
商売ですね・・・
これら、シェルターから引き出された犬は、譲渡が決まるまで、彼女の家でクレートで飼われます。できるだけ、出費を抑えるために、獣医にかかったりしません。
そして、最近摘発された・・・・保護団体Bの場合・・・・
Bは、NPOとして登録している団体です。犬を手放さなければならなくなった飼い主は、まず、こういう団体を探します。シェルターに居れたくないからです。
そして、寄付金をつけて犬を授けるのです。保護団体に頼み、新たな飼い主を見つけてほしい・・・・という気持ちで・・・・
しかし、このBは、寄付金のついてきた犬を引きとります。「私たちがあなたに代わって、新しい飼い主を見つけます!」という名目で・・・
そして寄付金を懐にいれるでしょ?そして、まあ、最初は里親を探しますよね?そのうち、犬が病気になったり、なかなか譲渡が決まらなかったり、または、その犬が問題行動のある犬だったり・・・・・
そうなると、安楽死させる・・・というこのようなことをやっていたBが摘発されました。
なぜ、こういうことが表に出てくるのか・・・・
保護団体同士が対立しているからです。いろんな噂を流し、足を引っ張り合い、
タレこみ、チクリ・・・・など、本当に怖いものです。
でも実際は、綺麗事ばかりではないんです。
保護やってる団体は、もちろん、譲渡の決まりやすい犬種、仔犬、純血種を欲しがるのは事実です。これは間違いではありません。
需要と供給・・・・・犬を受け入れたい人が、仔犬や純血種に偏るからです。
大型犬はどうでしょう・・・・シェルターから引き出したとしても、譲渡が決まるまで、誰が一時預かりをしてくれます??難しいんです。なかなか大型犬の一時預かりをしてくれるところはありません。
となると、民間のドッグホテルのようなところに入れておくしかないわけですよ。。。里親が決まるまで・・・・つまり、宿泊代が掛るわけですよね・・・・・
NPOは、寄付金で活動しているものです。出費のかさむ犬より、早く譲渡が決まる犬を回転させる方がいいんです。
回転させることで、もっとほかの犬を救えますよね???
保護団体A、保護団体Bは悪質です。
治療費の寄付を貰っていながら、一円たりとも犬に使わずに、自分の利益にする・・・これは摘発されて当然です。
しかし、大型犬を避け、小型犬ばかり、仔犬ばかり、純血種ばかりをシェルターから引き出している団体は、悪質か・・・というと、そうも言えないんですよ。救う命の数は多いわけですからね・・・・
しかし、私は明らかに意図的に、見た目重視の、人気犬種ばかりを保護してる団体は嫌いです。いちお、個人的意見としていいますけどね・・・。
こちらでも仔犬をシェルターから引き出し、、、育ってみると、ピットブルだった・・・・ということで、手放した団体もおります。
殺処分ゼロを目指す・・・・・よく耳にする言葉ですけど・・・・・
現実性がありません。。。正直・・・・。目指すことはいいことです。しかし、
これは、とてつもなく不可能に近いことなんです。現場にいるなら分かるはずです。
壊れてしまった犬、人に危害を加える犬、誰にもハンドルできない犬はどこにでもいます。
可愛そうだけでは救えません。
昨日の新聞だったかな・・・・アメリカであったことですが、虐待受けたピットブルをシェルターから引き出して、里親になった方がいました・・・。
4歳の子がその犬に襲われ、重傷です・・・・・
これ、どうです?犬が可愛そうですか?子供が可愛そうですか?
もちろん、この事故は親の管理が責められる問題でもありますが、もし犬が壊れていたんだとしたら・・・・・
それでもあなたは犬を庇いますか???
動物愛護なのか・・・動物愛誤なのか・・・・・・この犬を救うことが動物愛護ですか?
っと、話がそれました・・・・そうそう、保護団体の話・・・・・
「同情するなら金をくれ」という名セリフがありましたが、現実はそうなんですよ。
これ、団体ははっきり言っていいと思うんですよね、私は。
寄付を募るだけで、中傷してくる人っているでしょ???
「金儲けじゃないのか?」とか?言ってくる人、いるでしょうしね・・・・
「儲ける??」・・・その「儲け」がなければ、次の犬の保護はできないんですよ。
アダプション・FEEとして、うちのパートナー団体は300ドル授かります。
その300ドルは次の犬の去勢、マイクロチップ、餌、予防接種・・・でぶっ飛びます。
これで終わればいいほうです。慢性の病気だったり、怪我をしている犬の手術・・・
そうなると、マイナスがでるわけです。
このマイナスを補うのに、寄付金をもらえればトントンですよ。でも、寄付金でお釣りが出るとしますよね???それを「儲け」と言われるならば、そうでしょう・・・・
しかし、必要経費、人件費などいれると、その「儲け」もゼロ、いや、マイナスでしょ?
儲け・・・を懐にいれて、高級車を乗り回す・・・・のと、訳が違う・・・・
ま、やってるとこもありますが・・・・
正しいことをやってるのなら、綺麗に綺麗にって、保護団体がビビる必要なないわけです。私は「同情するなら、金をくれ・・・」
これ、大好きです。
寄付が回らないから、救える命の選別がなされるわけです。
寄付が回ることで、救える命の数は増える・・・・・
どちらも間違ってないんですよね。
日本の場合、、、殺処分ゼロ・・・を目指すという遠い目標よりもまず、日本は安楽死のやり方を変えるべきです。
大量に殺せるガス室送り・・・・・これを変えることがまず必要なのではないでしょうか。
せめて、この苦しみもがいて殺される大量処分を、やすらかに送ってあげれる安楽死に変えていかなければならないって思うんです。
アメリカと日本でのこの安楽死に対する温度差・・・は、かなり違います。
それは、「殺し方」が違うからです。
発展途上国としかいいようのない日本の場合は「安楽死」ではないことはおわかりですよね??あれは、「大量処分」です。ナチがやったことと同じです。
アメリカは(州によって違いますが)、尊厳死です。2本の注射でやすらかに犬は眠りに落ちます。
私はもちろん、これらを経験してます。
せめてこの殺し方・・・・をまず日本は変えなければなりません。
そう思いませんか???
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というわけで、D911 は、NPOとしての登録をしております、NEW HOPE Cardも申請済みです。
私個人的にはシェルターからの引き出しはやりません。パートナーのPaws WITH Needs が全面的に譲渡をやっております。
ここの犬のリハビリ、問題の更生に私個人は携わっております。
もちろん、治療の必要な犬に対しては、寄付を頂いたお金からPaws With Needsにドネーションしております。
ドネーションは今、HPのPay PalからDonationという書きこみで受け付けてます。
今後、D911、ロスで活動をしておりますが、私個人で日本に向けてこの日本の犬の扱い(殺し方)の部分。。。。できることがないか、模索中でございます。
だから、9月に日本に帰りま~す。
また、このことは詳しく報告しますね・・・・。
ふ~~、今日は重い日記でしたね・・・・
あー、肩こった・・・・・そして、両ひざ、負傷のますみでした・・・・
押してね~~~!!!