最近は日本でも、よく、捨て犬や猫の報道が目につくようになったのではないでしょうか?
テレビや雑誌でも実態を描いてます。
しかし、どこも表面的な部分ばっか・・・・・
捨てられた犬猫を画像で流し、または写真で流し・・・・・
実態を明らかにするのは正しいことです。
では、改善・・・についてはどうでしょうか?行政に「なんとかせんといかんです!」っていうだけ??
犬にやさしい国・・・・ドイツ・・・・
犬にやさしい国をつくるには、飼い主、犬のマナーが厳しいからできるのです!
ドイツ、リードをつけない犬がたくさん公共の場にいるんです。
ドイツでは「犬嫌い」が少ないと聞きます。
なんでだか分ります?犬と飼い主がマナーをわきまえているからです。
だから、公共の場でオフリードでもきちんと飼い主が犬をコントロールできるわけです。
そうなれば、犬が怖い人、嫌いな人も平気ですよね。
犬が嫌いな人は、マナーのない飼い主、マナーのない犬が嫌いなんです。
犬が怖い人は、マナーのない飼い主、ルールを破った犬の行動によって、過去に襲われたとか、そういうトラウマがあるから嫌いなんです。
ドイツには「犬税」があります。犬を飼うことは日本のように簡単ではないんです。
飼い主が犬を飼うにふさわしい教育、知識があるか、飼育資格証明書たるものも存在します。
もちろん、飼った犬には税金が課され、トレーニングをきちんとするのが飼い主の義務。
こうであるから、犬と人間がきちんとマナーをわきまえて共存できるわけです。
今日本で飼われている犬たちが、オフリードどこでもOK!電車もバスもOK!と、犬にやさしいルールができたら、どうなります?????
人に飛びかかったり、吠えかかったり、呼んでも戻ってこないような犬たちが氾濫するという現実をなんとかしないと、無理ですよ、無理。
飼い主が犬をきちんと教育することができなければ、犬にやさしい国は作れません。
ドイツにだって、犬を捨てる人は居ます。飼育放棄もあります。
でも、明らかにラインブリード(近親交配)による犬の生態販売はない国ですから、
先天性の問題を抱えた犬は、よその国より数段低いはずです。
捨てられた犬猫の報道は、もちろんあるべきです。でも、掘り下げて、きちんとどこの問題があるのか・・・
それを考える人、どれだけいるでしょうか?
「犬猫を捨てるな~。殺すな!~~。可愛そうだ~~」は、分かります。
私だって、その一人ですからね・・・
「犬にやさしい国を~!ドイツを見習え~~!」と声を上げるだけで何か変わりますか?
そう思う人は、まず、自分の犬のマナー、ボランティアしてる人は、保護犬のマナー、里親さんへのきちんとした教育・・・・・
ここからはじめて欲しいと強く思います。
自分にできることから・・・・・です。
正しい犬の知識と飼い主さんの勉強、それから厳しいマナーへのしつけ・・・・教育を受けた犬だからこそ、自由を得られるわけです。
犬を嫌う人、怖い人への配慮があってからこそ、犬にやさしい国ができるのです。
犬好きの猫好きの、動物好きの「ただの叫び」では、何も変わりません。