最近書くネタが豊富にあって、ニタニタしておりますが、さっそく日本での話をちょっと書いてみましょうかね・・・


たくさんの方に出会えて、私のブログを知っているというだけで、会いにきてくださった方がたには、ほんとに感謝しております。。。


見た目と違って、シャイな性格なため、つっけんどになったりしたと思うんですけど、驚いたのは、やはり飼い主さんの涙・・・・


いろんな方法で、飼い犬の問題と戦ってきた人。。。しかも長年にわたるストレスが、一揆に解き放たれたのでしょうか・・・


まず、思ったことは、日本の方は、勉強熱心なために、犬に力が入りすぎる傾向があるのかな・・・って思いました。


専門書やしつけ本、インターネットといろんな犬のトレーニングに対する情報が氾濫しているため、あれも試す、これも試した・・・・・という方が多かったんです。


それでもうまく行かないから、自分を責めるという悪循環・・・・・犬はストレスを抱えたハンドラーのいうことは聞きません。。。。


ほんとにシンプルで、単純なことなんです。


犬の問題行動・・・・これは、何がきっかけで起こりうるのでしょうか?


興奮・・・・テンション・・・・私はこれだけだと思います。


チャリティーウォークに、セッターの犬がおりました。会場となった公園には、それはそれはセッターのターゲットとなる鳥がたくさんいました・・・・・


動くものには反応して追いかけてしまう・・・・・という話でしたけど、私がリードを正しい位置に付けただけで、瞬時に、セッターのハンティングモードがOFFになりました。

そのあとは、動く自転車、バギーカート、スケボーなんてーのも、ふつうに素通り・・・・


飼い主さんたちは、「ありえない・・・・」の連発でしたけど、これがマジックといわれるものなんです。

マジックでもなんでもない・・・という種明かしをその場で教えてあげましたけどね・・・・・・


セッターとしてONにしてあげるのも、猟犬ではなくふつうの犬として散歩モードにするのも、これは犬任せではだめなんです。


本能・・・・これに反応してしまった犬のスイッチをOFFにしてあげるのは、人間の役目です。


このスイッチをON,OFFするために使う道具はさまざまです。音でも、タッチでも、プロングでも、リードでも、「は!」とさせられる刺激を使えばいいんですよ。


ただし、日本は、「陰性トレーニング」と「陽性トレーニング」と2通りあるみたいですね。


話を聞けば、しつけ・・・・は陽性・・・訓練は陰性・・・・と言われることが多いらしい・・・・・


この中間ができる人を探していた!ともいわれました。


はい、私はどっちも得意です。ていうか、拘ってません。いかに、犬の興奮度を下げてあげるか、犬をリラックスさせてあげれるか・・・・・これだけです。


テクニック云々ではないんです。犬の心理状態をONとOFFにしてあげる・・・・という飼い主の意識があれば、だれでもできることなんです・・・


この意識がない・・・・・もちろん、犬の心理、犬の精神状態をよみとれ!というしつけ本なんてありませんもんね。


私が言いたいのはここです。興奮・・・・これは何のベネフィットもありません。


興奮=楽しい・・・・犬が喜んでいる・・・・と思いになるのは当たり前のことですが、犬が喜ぶ・・・・ことに興奮する必要はありますか?


人に飛びつき、ワンワンと吠え、嬉しさあまってちびりまくり・・・・・犬の喜びの表現は、こうあるべきではないのです。


大げさな表現がなければ、犬は喜んでないんでしょうか?

いいえ、ちゃーんと喜んでます。


引っ張る・・・・これは、興奮です。飛びつく・・・これも興奮。

ハンドラーは、この興奮を数秒、数秒できちんと把握して、OFFのスイッチを的確に入れなければなりません。


それが陰性と言われようと、陽性と言われようと、私にはどーでもいいんです。

犬と人間が「散歩」という共同作業を一緒にやること・・・・・・これだけです。


っと、日本の話から、ちょいと話が脱線して熱くなってしまいましたが・・・・


セッションで参加されたご夫婦の場合、ほんとに旦那さん(男性)の方は、瞬時に私のやっていることを捉えてくれて、飲み込みも早く、驚きました・・・・・


こういっちゃなんですが・・・・男性はシンプルなんです。かくいう私も男性的・・・男前だと言われます。

女性の場合、どうしてもできないことへの感情や、UP DOWNがハンドリングに出てしまいます。


頭がいいからです。女性が・・・・(すみません…男性のみなさん)。

でも、犬にはシンプルでなければならないんです。黒か白か、丸かバツか・・・・・これを伝えるだけ。


リーダーは客観的にものごとを捉え、即断しなければなりません。一家の主もそうでなければならんのです。

(うちに場合は、主が私ですから・・・・)


以外にも奥さんに連れ添ってきただけだったような男性諸君、、、旦那諸君がめきめきと上達し、それによって自信がみなぎって、犬が楽しく旦那さんと歩く・・・・という光景を、東京でも大阪でも目の当たりにしました。


しまいには、嫁さんに駄目だし・・・・・という光景まで・・・・・


ほのぼのとした気持ちになりましたし、同時に、「あ、このパックなら大丈夫!」って安心しました。


今思い出してみても、ほんっと、皆さん、わが子(犬)に前向きで私も大きく感動したんです。


ただ歩くだけ・・・のチャリティーウォークでも、「はじめて一緒に歩いた気がする」という声を頂いたり、「この犬は、今、初めて、散歩を楽しんでる」と実感された方の声も頂きました。


そうです、散歩が恐怖・・・・ストレス・・・興奮・・・・だったんですね~、今まで。


私は犬の散歩のときに、犬とのアイコンタクトを重視するあまり、犬がずーっとお菓子をもつハンドラーの手をみながら歩いてる状態・・・・・・嫌いです。


お菓子を持つハンドラーの手ばかりに気をとめ、散歩という楽しさをまったく理解できてない犬をみると残念に思えます。


いろんな匂いや音、風、なんかを感じて犬にも人にも散歩を一緒に楽しんでほしいと思うんですよね。


だから、私はアイコンタクト・・・・・というものには、まったく拘りはもちません。

犬は耳で聞き、鼻で聞き、ができる動物です。うちのマックスなんざ~、アイコンタクトなんて全くしませんしね。


それでも、マックスは散歩を楽しみ、ミツバチを追っかけたり、スプリンクラーで水を飲んだり、私と競争したり、一緒に散歩を楽しんでいるんです。


型破りなトレーナーかもしれませんけど、私はほんと、自分はトレーナーだという自覚がまだないんです。


今日はちょいと、日本の話を書きましたが、まだまだ感動はありましたので、追って更新します!


そうそう、セッションに参加された皆さん、その後の報告やご意見、ご感想など、どんどん私のメールに送ってくださいまし・・・・・


ここにも紹介していければと思ってます。。。。。匿名でもOKですよ。


今日は、こちらでボランティアさんの交流会も含め、ハンドリングのセッションをやりました。

これまた、よかったです。そのことも今度書かせてもらいます。。。。


メールマガジン・・・・もちょっと待ってくださいな・・・・・雑用が追いつかない状態っす・・・・・・