教授は年収800万円なのでカードローンとは無縁に思えますが、准教授はカードローンを利用している人が多くいます。それはなぜかというと、移行に示すとおりです。 やたらとテレビに出ているタレント教授を除けば、大学教授の多くは地道に研究を積み重ね、長い時間をかけてその地位に上りつめてきた人たちです。最近は大学院で博士号を取得する者が増えたことから、博士になった後もポストに就けない「ポストドクター」と呼ばれている人たちが増えています。博士号取得後、さまざまな大学講師や助教の公募に応募し、ようやく採用されても「非常勤講師」だったりするのです。非常勤講師は教授への道のりの中で、もっともツライという者も多くいます。あちこちの大学に移動して授業を受け持ち、月収は授業1コマあたり2万5000円ほどでしかありません。講義のネタを仕込むための本も自分のお金で買わなければならないのでカードローンキャッシングを利用することで講義のネタを乗り切ることができます。准教授を経て教授になると年収800万円以上はもらえるようになります。研究テーマや知名度によっては講演や出版、テレビ出演の話も舞い込むことでしょう。研究そのものはもちろんですが、国などの研究予算をいかに獲得するかという営業能力も、アカデミズムの世界に生きていく者にとっては欠かせないスキルと言えます。