まだ肌寒い早春の一日、福岡から列車に乗ったゴヴィンダ・カイと熊本駅で落ち合った。
熊本は、アメリカに移民した彼の祖父母の故郷である。

訪問地について、彼から前もってひとつだけリクエストがあった。

「神社の境内やその周辺にある、聖なる湧水を訪ねたい。」

というものだった。

訪問リストにはあらかじめ、草千里ヶ浜の草原、中岳の噴火口、温泉も含まれている。
私たちは移動の車中で、目的地で、宿泊旅館の一室で、そして露天風呂で、
彼の真摯な言葉に耳を傾けることになった。

ヨガの伝統では、世界は5つのエレメント(基本元素)の地、水、火、空気(風)、空(エーテル)で構成され、人体もそれに対応しているという。

はからずもこの旅は、美しい大地、聖なる湧水、白煙を上げる活火山などを訪ね、
基本元素とのつながりを再認識し、深化させるものとなった。
ヨガをする人の食スタイル