花屋の説明・紹介

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因果律の概念の分析に就いては、エンゲルスやレーニンの労作がこの場合古典的な価値を有つ。因果律に直接結び付いているのは、確率[#「確率」に傍点]の問題である。
 機械的な因果の概念によれば、因果性は必然性と一つであるので、之の否定、即ち因果必然的に真理[#「真理」に傍点]であることの否定は、必ずしも因果必然的には真理でないこと、即ち確率[#「確率」に傍点]に外ならない。因果は確率と、単純に排他的に固定化されて対立する。実際、機械論的因果の概念によれば、因果は専ら事物乃至事件が個々のものとして取り扱われ得る時の関係であり、之に反して確率は、恐らく人間の認識の不足からして個々のものとしては知ることが出来ず、ただ集団現象としてしか知ることの出来ない場合に適用される、と考えられる。
 処が新物理学の成果によれば、物質の存在は、単に吾々が個々の孤立した物体の各瞬間毎の存在に就いて知らない間だけ確率的なのではなくて、永久に常に確率の範囲を抜け出せないのである。何故なら、吾々の認識の客観的手段自身から云って、不確定性の原理によれば、物質の存在は確率的である外はないのであるが、この手段は又客観的な物理学的世界に於ける一事実に外ならないからである。