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またまたまたSperksです。いつものように缶を電池に見立てている広告です。毎回よくネタが尽きないものだと思います。つまみはすべてMAXになっています。スピーカーかアンプに見立てているようですが何だか実は分かりません。分からなくてもこれだけしつこく同じシリーズを出していると、雰囲気だけで広告として成立してしまうのかもしれません。
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トイレのタンクの上にコカインを置き、まさにこれから吸うぞ、と言わんばかりの女性のビジュアルが、パラパラページをめくる手を止めてしまう、って感じの広告です。例によって『Vice』に載っていた広告ですが、これも、何の広告だかさっぱり分かりません。書いてあるURLに行ってみて、初めてファッション・ブランドだと分かりました。それもかなりパンク系です、ってこの広告を見れば当たり前ですね。

コカインを細かくして鼻から吸いやすくするためにカミソリの刃を使うのですが、カミソリとコカインの列と下の赤でアメリカ国旗になっているというアイデアもちょっとカッコいいです。ちなみにこのビジュアルを使ったTシャツ(左下)はRed, White & Blowという名前だそうで、シャレも効いています。

真ん中の日本の海軍旗のデザインのTシャツには日本語で「日の出ディスコ」って書いてあります。

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http://improperazzi.net/

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またまた『Vice』に載っていたSparksの広告です。何度もしつこいなぁ、と思われている方も多いでしょうが、つい切り抜いてしまいます。昔はこういうのはスーパーリアルのイラストで描いたりしたものですが、フォトショップがあれば簡単にできてしまいますね(といっても一朝一夕にできるものではないですが…)。

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コンセプト、ブランディングともに上手に展開しているBrooklyn Industriesの広告です。さすがに広告もカッコいいです。つい1つ1つのマスをじっくり見ちゃいます。1995年から2005年までのCIっぽいですが、右下の現在のロゴは秀逸です。ブルックリンから見えるマンハッタンの町並をシルエット化した現在のロゴはブランディングとの相乗効果で実にカッコよく見えます。


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『Vice』に載っていたアディダスの広告です。個人的にはデザインはもうちょっと突っ込み用があったのではないかとは思いますが、この潔さにやられました! ブルー1色(4色オフセットなので実際には4色の掛け合わせのブルーになっている)に白抜きというシンプルなデザインにはうらやましささえ感じます。ロゴ、3本線、店名リストだけしか構成要素もありません。このデザイン/コンセプトにOKを出すクライアントの懐の深さに脱帽します。



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雑誌名は忘れましたが、キャメルという銘柄のたばこの広告です。見開きでらくだの絵柄のジッポーを紹介しています。ボクはタバコを吸わないのに、こういう、いわゆる同じものを同列に並べるレイアウトというのは、どういうわけだかつい見入ってしまいます。

古くは、確か創刊直後あたりの月刊『プレイボーイ』でニューヨークのジャズクラブのブックマッチをを並べたレイアウトがありましたが、それも見入ってしまった記憶があります。それぞれのクラブがオリジナルのデザインのマッチを用意していて、それらを一覧できるという、ワクワクする構成でした。残念なことに(というか、非喫煙者にはうれしいことですが)、最近はニューヨークのクラブはすべて禁煙ですのでマッチを用意しているクラブやバーもなくなってしまいました。zippo ライター ジッポ ジッポー Camel 1932 REPLICA キャメル タバコ柄

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4色印刷なのに、わざわざスミ+特色で作ったような広告です。

4色印刷が今のように自由にできるようになるまでは、やむを得ず2色印刷などでなんとかカラフルにしようとという試みがなされてきたわけですが、今のように4色印刷が全盛になってくると、逆に2色印刷が斬新に見えてきてしまいます。昔は4色で刷るのは経費的にキツいので2色で刷りましょう、みたいなことだったんですが、最近では、2色で刷る方が高くついてしまうという、不思議な現象が起きています。実際、スミ+特色の2色で刷る方が、普通の4色で刷る何倍もします。

実際にこの広告は、スミ+特色で刷ったような効果を狙ってはいますが、結局4色の掛け合わせで刷っていますので、仕上がり的にはちょっと厳しいものがあります。でも、4色全盛の今、2色で刷ったような効果のデザインは随所で見ることができます。

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これも『VICE』に載っていた広告です。ヘッドコピーとビジュアル1つで表現するという潔さが素敵です。サブカル雑誌だからできる芸当かもしれませんが、このぐらいの潔さは憧れます。

ビジュアルはよデジタル時計(計算機付き)をちょっとパロっているという、まあ、言ってみればよくある感じですが、そのレトロな感じとか、よくある感じが、逆にサブカル雑誌に掲載する広告っぽくて和みます。
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スケートボードの広告というのはそれ自体あまり見かけることがありません。専門誌か、サブカル系の雑誌でしか見ることができません。これも『Vice』に乗っていた広告です。

スケボーは個人的には30年ぐらい前にちょろっとやったことがありますが、今、街の中でやっているようなスタイルとは違っており、のどかなものでした。まあ、それはそれとして、この広告のシンプルさもさることながら、気になるのはこのスケボー裏面のデザインです。この部分というのはその辺のスケーターのボードの裏面を見ると、めちゃくちゃ傷だらけなんですが、こんなに素敵な写真がはいっていてももったいなくないものなのでしょうか? ボード自体いくらするのか皆目見当がつきませんが、なにがしかの出費をしてこのボードを手に入れたら、ちょっとその辺で滑ろうかな~、なんて気にはならないのではないかという気がしますが、どうなんでしょう? それともこれは飾り用?

この広告のデザインも、縦のラインを活かすためにロゴやタイトルなども縦にレイアウトしています。連絡先は唯一URLのみ、という昨今によく見られるスタイルです。これだけシンプルにものを見せてゴテゴテしていない広告は見ていて気持ちがいいですし、作っていても気持ちがいいと思います。が、不安になるクライアントは多いと思います。空いているスペースにコピーを入れたり商品を入れたりしてなんとかしていっぱいにしたい、と考えるクライアントが少なくないのです。

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5年前の某女性紙に載っていたVictoria's Secretの広告です。カラーの広告ページにわざと白黒の写真を用いる手法です。写真に力がないとコケる可能性があります。ここんちは日本でも有名だと思いますが女性下着の専門店です。今回のこの広告は下着ではなく、香水の広告です。一般的なヘッドコピーやボディーコピーを排し、写真、「Basic Instinct」という商品ロゴ、サブコピー、ロゴだけのシンプルな構成です。Victoria's Secretというブランドが確立しているからなせる広告です。グラフィック・デザイナーならいつかはこういう、写真、ヘッドコピー、ロゴ、みたいなシンプルで強い広告を作ってみたいと1度は必ず思うはずです。

ところで、邦題で『氷の微笑み』という映画がありましたが、その原題は『Basic Instinct』といいます。どこでどうなって「氷の微笑み」になってしまうのか分かりませんが、もっと原題に近い表現はないものか、といつも思ってしまいます。



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