リッくん は、家族がたまに
家に自分をおいて何処かへ、
ちょっとした旅行へ行き、
楽しんで帰ってくることを知っていました。

人間の家族に、男性(お父さん)が一人。
オスの自分が、一匹。
ということで
彼自身、同じく自分も責任のある立場にいる


認識でいたため、
家族が自分を置いてどこかへ行ってしまうこと自体には、
ヤキモチは焼いたりしませんでした。

ところがリッくん には、
容赦なく、ある存在に対して嫉妬していました。

それは一体、何だったのでしょう?


続く