そのモヤの中に、

   白っぽい犬が横を向いているのが視えました。

私:「きている」
母:「えっ、何が!?」 

私:「 白っぽい犬小さい。肩から上しか見えない。

母:「 どうして、ここに!?」

  


私: 「分からない。Sさん の話をした瞬間に来た。」

母: ......

私:「泣いているような目 をしている。

     耳は立っている


   白っぽい犬だけど・・・

       だんだん茶色の毛も視えてきた。

             丸めの顔!」

母:....
私:「成長しなかったか、成長途中か。

     何かで成長できなかったように小さい。」



母:「何か言ってるの?」
私:『伝えて』と言ってる。『会いたいと伝えて』と言ってる。


母は、しばらく黙ってしまった。



   ◇