ある日のこと。
祖母が、
『他にも部屋はあるのに、
何故わざわざそこに入ったのかしら?』と
左頬に手を添えて不思議がった。
キャってリーがある方角には、
道沿いに向かって太長い正道が通っていた。
その中でも、
長いこと曽祖父母の仏壇があった場所は、
繭玉がいうには、
この家で最も浄化されている空間の一つで、
“今の自分のサイズには、ぴったり。”
と
言ってきた。
◇
ある日のこと。
祖母が、
『他にも部屋はあるのに、
何故わざわざそこに入ったのかしら?』と
左頬に手を添えて不思議がった。
キャってリーがある方角には、
道沿いに向かって太長い正道が通っていた。
その中でも、
長いこと曽祖父母の仏壇があった場所は、
繭玉がいうには、
この家で最も浄化されている空間の一つで、
“今の自分のサイズには、ぴったり。”
と
言ってきた。
◇