ある日の、ある夜の食卓。

 会話中のこと。


祖母:「するとその人は、

     ずっとそこに停滞しているのね?」

 

◇:「ん~、停滞・・・・。

   その人がいる次元で、いつもいる場所が

   どういうわけか、家の角にそのまま

   落ちてきたっていうカンジ。」


       うなずいた祖母。


祖母:「天国のおじいちゃまが、

     そこの庭で涼んでいるのと似ていること?

◇:「うん。同じようなこと、だと思う。

   次元は違うけれど、

   たまたま合うスペース(地盤)だったみたいな。」


          ◇