ある日のこと。

彼は名乗ると、
非常に気前の良い顔をした

心晴々していた、の かもしれない。
わたしが自己紹介を終える頃、
以前より人間としての距離が縮まった
気がした。

やることが終わった彼は、
『じゃ、僕行くね!』と、
階段の中に入って行った。