ポート・マット‥‥の先。ある日のこと。 彼は名乗ると、 非常に気前の良い顔をした心晴々していた、の かもしれない。わたしが自己紹介を終える頃、以前より人間としての距離が縮まった 気がした。やることが終わった彼は、『じゃ、僕行くね!』と、階段の中に入って行った。 ◇