ある日のこと。


 しばらく学校を休んでいた わたし。

 いつもの土曜日の、16時過ぎ。

 帰宅すると古い階段の4,5段目に座っているか、

 中に入って寝ているか、している男の人がいた。


 当時彼は若く、わたしよりも10歳年上だった。

 彼は、外国人だった

 日本語は話さない国の人でありながら、

 映像の中で、変換される部分があった、そんな気がする。


あるとき、

『きみ、恋はしているか?』と聞かれたので、

「していない。」と答えた。

すると彼は

『僕はしている実は年配の女性が好きでね。

 彼女に手紙を届けに来た。」

       

        打ち明けてくれた。


            ◇


Mon, February 06, 2012 05:50:37

自宅の古い階段の一角に、うつ伏せで暮らしていた人