ある日のこと。


  またしても、土曜日の午後だった。

  学校生活にくたびれて、電車内では眠り、

  駅に着くと

  そこから2駅分の距離を自転車をこいで帰った。



 裏の玄関から、一人で静かに家に入る。

 猫に「ただいま」を言って、

 冷蔵庫からアイスを取り出し、

 新しい階段のある方向へ行く前に

  

『おじょうさん。』と話しかけられた。



Mon, February 06, 2012 05:50:37

自宅の古い階段の一角に、うつ伏せで暮らしていた人


       ◇