他に、子供心に複雑な見解が必要だった
その人の中に流れる感情とは無関係に動いていて、生きていて、
つまり魂がある為に、
一度に受け取ることも、制御の仕方を知らなかった
子供時代には普通のことでした。
誰にも話せないと何度も飲み込みました。
それはまた、重責な孤立感でした。
このことについて、考えないようにしないと、
つまり視えることも忘れないと、
自分が自分を、他の人が視ないからという理由で、
うそつき
に
してしまいそうで、とても怖かったのでした。
家に帰ってくると、◇はよく泣いていました。
なんで自分だけ、こんなに感受性が強力なんだろう。
なんで他に視える人が近くに居ないんだろう。
ずっと一人ぼっちで、いくのかな。
人前で泣くと囃し立てられるのが嫌で、
外では気丈でしたが、家の中や1人になると、
寂しくて堪らなかった。
こうして◇は長いこと、自分の中で
プラスにもマイナスにも大きな作用をする
“内”と“外”について、正確に分析できずにきました。
ところが先週末、突然に気づいたのでした。
特に何もしていなくても、
1つの所で上手くいかなかった経験があると、
その後の人生・・・・
どこかで、
≪自分は人と分かり合えないんじゃないかな?≫
≪その感覚はおかしい、と。馬鹿にされるかも?≫
なんていう、
上手くいっている、いっていないに関わらず、
自分を疑い続けることをしてしまいます。
それは嬉しい感情を思い起こさせるのと違って、
あるとき突然に、現れて、心を揺らすのです。
それもこれも、
上手くいっている2つ目の島より
下にある、
過去に起きている不安や悲しい出来事が
解凍されていないので、
その情報が
根 から→茎 へと伝達されてしまうのでしょう。
多忙だけど充実した仕事やプライベートな人間関係で実に、
幸福な一週間を過ごしたとしても、
繁忙ゆえの遣り甲斐だと言わんばかりに、
毎晩涙をルーティン化させて、
『だってホラ』と、辛い記憶の映像(体験)を、
呼び起こしたりするのでしょう。
根は、『こうだったじゃない』と、
いつも言いたいみたいですが。
それは身体のどの部分も
好ましい出来事でないことを分かっているのに、
心も頭も“どうしていつまでも続くのか”
と
混乱してしまうのです。
と
い
う
こ
と
は、です。
根が、本当に伝えたかった
(1つ目の島での原因)
ことって、
別のことなんじゃないか?ってトコです。
ひょっとすると、
『お願い分かって!早く私(私たち)を、
ここから出して(抜いて)。』 とか、
言いたいかもしれない。
で
あ
るとしたら・・・・!?
自分に自信が持てづにいた頃の◇のように、
この根も、
言いたいこととはまるで別の事実を
観せてるだけ、
っ
たとしたら・・・。
自分で話せるようになった頃から、
私の生涯の夢の大前提は、
≪≪自由になること≫≫でしたカラ、
1つ目の島に張った根を、
全てきれいに抜いてあげようと決めました。
過去の自分、今の自分、未来の自分に、約束致します。
◇は、外に向かって生きていくことを。
◇からの手紙 - ⑦
◇