車室、1 ~ 200 か 300 迄ある場所でした。


  ◇は、地上の建物に飽きると、

    たまに、地下にもぐります。


 大型施設やビルの地下駐車場は、別に乗り物に

  関係ない人でも普通に入れるので、

    どんなペイントをされているのか

        数に逢いに行きます。


 昨日行ってきたところで◇は、

  英語読みで数の子たちをハシの柱から順に

    ~300位数えて歩きました。


  つまりそれだけ、歩き回っても

    利用者が少ないところです。


       左右見ながら歩いていたので、

 口が回らなくて呼べなかった数の子が、

  後ろについてくるようになりました。


   どこの壁にいたのか、暗くてわからなかった

      6 と、

  そういえば居た66と、


 遠くに、8がいました。


4っつとも、背が高くて横に大きく、愛くるしくて

とっても人懐っこかった。


駐車場は、数字にあふれているので、

 彼らにとっては、すごしやすい環境かもしれません。


    耐震もバッチリだと思うので、

       数の子たちにとっても、

          一定のエネルギーが停滞して

    方々に

 飛んでいきやすい空間なのでしょう。




何語で呼んでもかまいません。

彼らは、愛を持って名前を呼ばれるのを 待っています。

知らない誰かに、自分の名前が呼ばれるんです。

“人間にやさしくしてもらった。”

“車のナンバーと同じ数だった。”

“コンクリの壁にカラフルに描かれてキレイだねって

                 人間の子供に言われた”



      地下は暗い世界でしょうが、

  どんなところにも、生命は誕生しています。

心を持っているのは、人間だけではないのです。


   

いってらっしゃい。


   

     ◇