おはようございます。
こういう・・・、早朝に何かすることを
“朝活”というのでしょうか。
いつか◇が住んでいた学校の寮では
あと2時間もすれば、
“ゴールデン・タイム”というのですよ。
その時間は、両親に手紙を書いたり、
親交のある友人や知人に葉書を書いたり、
全部屋に配られる
朝日新聞を読む時間であったりもしました。
ただ新聞は、テレビを置いていない分
生徒に人気だったので
いつも取り合いでした。
今朝のタイトルですが、
先日少し触れました、4月9日に
六本木アークヒルズで行われた
ポ パイ大学で、
|
ル・スミス先生の講義を受けたときの話です。
当初◇は、その1つ前のトークイベントに出席なさる
杏さんを、久しぶりに拝見できることで
出席希望を出していました。
ところが、
詳細のメールを送るか、アンケートに答えるかしたときに
デザイナーのポール・スミス先生の枠が
2講座目に入っていたことから、
大御所ファッションデザイナーのお名前のアルファベットって
『どんな子たちなんだろう?』
と、
純粋な興味がありました。
早めの応募だったのか、
◇はその日開講予定であった3つの講座を受けられるようでした。
4月当初はまだ、
お目にかかった方のお名前のアルファベットを書いただけでは
◇が話しかけない限り、微動だにしなかった彼らが、
今となっては、
(主張の強い順番に)瞬時に出てきてしまいます。
講義が始まる前から、
スミス先生は◇たちに、ご挨拶してくださいました。
とても長身の先生が、教壇に立たれると不思議でした。
デザイナーが人に教えるときって、 i tt i !
これは◇が使っている言葉の一つです。
一体! と読みます。
と
考えたこともありませんでしたが、
先生の教え方は、◇にとっては
古き良き時代のご年配の講師、そのものでした。
先生は一箇所に立ち往生することなく、
左右に歩き、会場にいた生徒(聞き手)を
愛情と真心で包んでおられました。
◇は先生の音が心地よかったです。
杏さんの日本語は、ひらひらちょうちょ のように
ぷかぷか浮かびながら飛んでいってしまいましたが、
◇の頭上で、薄色のそれらは、
彼女の、実に清らかな心の底を表しているものであり、
動きがかわいく、きれいでした。
杏さんのことは、10代の頃よく通った
ブランドのファッションショーで見ていました。
当時のあなたには背景や本質は視なかったけれど、
熱心で、
いい子なんだろうな・・・。
と
い
う
こ
と
は、明確でした。
なんとなく彼女のことも書いておきたかったので、
紹介までに。
ポール・スミス先生の講義が始まる前、
先生が現れてから開始時刻までの不在の間。
◇は、実物を見たので、どんなアルファベットなのか
専用のノートに彼らを並べました。
正直なところ、
そんなに簡単に出てきてくれるのかな・・?
と、
一抹の不安はありました。
12:40-12:45の間のことです。
さすが、つよいなあ。
と感じたのは、
どの子にも、
ハッキリとした魔力のような
力のベールが、覆っていました。
そして自分たちは何であるか、
すぐに
応答があったのは、
P
(ピー)
でした。
*************
********************
暗い床・暗い場所で、 いっさい音を立てず、
高速で左回りする P がいました。
回転することに徹していました。
回転しながら P が立っている床(場面)が、
どんどん、どんどん・・・
すごい速さで変わっていきました。
何をそんなに視せたいのか、
◇を試しているみたいでした。
何十・・・枚、まだ百じゃない・・・。
初対面の人間にそこまでしないか・・。
「わるいけど、◇はそんなに視るつもりはないし、
そこまで付き合えない。次行くよ?」
と、
Pが聴こえる声で叫ぶと、
軸足からの煙とともに、
シュ・・・シュ・・シュ・・・
と、停止する音が聴こえ、
P は止まりました。
12:45丁度です。
消えていた会場の電気が
だんだん明るくなり、
ポール・スミス先生は現れました。
あとで、P に小文字か大文字か聴いたところ、
『魔法使い』
と
のこと。
細かい紐を絡ませて作ったような、
麦色の大きな袋を
◇の所へ
運んできてくれました。
頑丈そうな P だけど、
おもかったろうに・・・。
ただ
◇が、なかなか突っ込んだ質問をしたりすると、
何か言いたげに、思索している様子でした。
ノート上でカウンセリングしたことを、
全て書くことがいい事だとは
思いませんので、
今朝はここまでにしましょう。
最後まで読んでくださって有難うございました。
それでは、
6月のよい1日を!
いってらっしゃい。
◇