※初老というのは、お年寄りのことです。
数の世界には、うまれたての子供から
杖を突いて歩く、おとしより、
仙人みたいに、長い永い髭を生やして、生活する
数の子
がいます。
6 で、数の子が通う、学校 の教室が
どんな内装をしているのか
話しましたね。
ところで以前、
お年寄りの数も、学校へ通うと、いいました。
といっても、全ての数の先輩方が、
あくまでも教育機関である学校へ通うわけではありません。
先輩方は、子供のときからエリートの場合か、
大人になってから能力が開花したか、
人間の世界の数として、真っ当に生き、
数の世界から表彰され、ご帰還なされた方々など・・・
前職のバリエーションは異色そのものです。
そういえば、
数の先輩方は学校で、どんな授業を受講なされ、
その中で、どのように能力を発揮し、ご活躍されるのか。
◇の最も気になるところは、
数の子達にとって
人生の先輩方へ教える数の講師は、
いくつくらいなのか?
です。
正直、どの世代からも快く、教えていただいています。
その教え方が、下手でも上手でも、
先輩方は、ならったら
『 ありがとう 』と、言いたいのです。
【年なんて関係ない。年齢を気にするのは、滑稽なことだ。】
という文章が、
前に座る数の方の、椅子に烙印されてあります。
教訓・・・ですよね。日本人は実年齢の質問をしすぎです。
「あなた幾つですか?」というつまらない質問で、
その時の価値のようなものが、
質問者の視点から勝手に導き出されてしまうのは納得がいきません。
実に知性のない会話です。
もし年齢を答えた所で、すぐさま年代を計算した後の質問者からはその後も
外見よりも若く見える。か、大人っぽく見える。か、のどちらかで、
年月日から、芸術や文学の話に入られる方は、他者の年齢を始終気にする人の中には
決していません。
年齢の話をいいことに、話の路線を意図的にずらしました。すみません。
ただ、
先輩の数の方々は、同年代のような数から教えられても、
あまり良い顔はしません。
『あまり しげき がないからだ』 と、
パッとしない表情を浮かべて言います。
◇は、「あなたが教えても、そうだからですか?」と
失礼を承知で尋ねます。
クラスメイトは、『そうである』
『実に的をついておる。』 と、ねむたそうに笑います。
その時、◇は笑ったりはしませんよ(笑)
しかし、いくらお年寄りだからといいましても、
教壇に立たれる全ての先輩方の授業が、率先して
“寝る”講義というわけではありません。
なかには、厳しくハリのある口調とスマイルで、
生徒たちの心を掴む仙人のような高齢の数も、数十名います。
高齢な数は、わざわざ会話をしなくても、
穏やかに 暮らしています。
それにしても、
それにしても、
数の世界でも、
命がなくなる・・・ということは、
◇