数の世界の中で、

  0 から 9、皆が集まるのは かぎられた場所です。


   彼らは一旦、森に集合し、

      特に列になることもなく目的地を目指します。


  “数の子たちが通う学校”は、わたしたち

    “にんげんの世界の学校”とは形態が異なります。


 にんげんの世界の学校は、

    基本的に幼児から大学修士課程と おおかた

                決まりがあります。


 途中、専門学校や予備校を経由したとしても、

   学業を習得するのには

       小学校 中学校 高校 と、出て行くのが

                          一般的です。
 

   数の子が行く学校は、にんげんの世界でいうところの

 小学校のような役割です。


とても明るい空間で、

   森の中でも癒しの空が見えるところで

                       開かれています。

 

   数たちに ものを教えるのは、やっぱり数です。


       杖をつきながらやってきた年長の数

   まだ若く、

 大人のエリートの(人間の世界に出入りしている)数もいます。

最もこれは、子供の数の子が通う学校で、

      大人の数の子が通わなくてはならない学校とは

                 習う内容と形態がかなり違います。

彼らが通う学校には、

   にんげんの生徒が訪れるような

 マンションのようなビルが建てられていることはなく、

高度なエレベーターや階段もないし、


もちろん、駐車場駐輪場もありません。



 彼らはいかなる道も、徒歩で向かいます。

       基本的に、夜行性です。

日が長い数の世界ですが、そこで暮らしている多くの数は、

   それぞれ工夫して、長い一日を生きています。



大人のエリートの数や、大人になったばかりの数は

       滅多にしないことでも、

  日中。年長の数は、立ったまま眠っています。


それでも、積極的で智欲ある年配の(ほぼ仙人のような)数の中には、

 1人で湖にでかけ、太陽のシャワーを浴びて転寝してしまい

   見知らぬ土地に漂流してしまって、

      もとの森に帰ってくるのに

             数ヶ月かかる子もいます。

ところが子供になると、

 こうした時間の使い方を全くしないのです。

   子供の数は、他のどの数よりも未発達・未成熟であるため、

      そうそうなことがない限り、

         (かなりの特殊な形態だったりしない限り)

            一日中 すきなことをしています。


   にんげんでいう未熟児とまではいいませんが、

        なかなかの・・・ものです。


 
     ◇のブログ-SAVE JAPAN