こんにちは。
◇が数の子たちを呼び出すとき、
彼らは決まった場所に現れます。
机の上で、◇の利き手の周りに
たいていは雑木林の森の中に、ワラワラしています。
0:zero から 9:nine まで、各々が重なり合うようにして、
好きな位置に好きな方向を向いて、立っています。
◇は面倒だとおもいつつ、面白い子たちだなあ。
と、
毎度思ってしまうのは、お誕生日の数の子を呼び出す際、
見つからなかったら、数の森を必ず経由して
岩山へ探しに行ったり、
数の子たちが行きそうな場所へむかったり、
しなければならない点です。
散々探した挙句、結局ウエストかチェストあたりを旋回していた・・・・。
なんてこともしょっちゅうあります。
では何故?本人を目の前にして、森に呼びにいく前にその存在に気づかず、
結局探しにいくことになるのかい。というと、
数の子たちが生息している、彼らにとって落ち着く森。というのが、あるのです。
いつもいつも、同じような平らな芝の上に
立ち話をしているように群れています。
普段から群れるような性格ではないのですが、◇が
『 さんのお誕生日の数たちー、どこにいるのー?』と呼ぶと、
とりあえず、全員。数の子たちが出てくるか。
あえて
全員、呼び出した後に、『 なん 月 なん 日 の子、いらっしゃい。』というと、
森から数がバッ!バババ!!と消えて、どこかへ飛んでいってしまいます。
◇が探し回った挙句、最終的にその方の、体回りや足元、
後頭部から半分出ていたりするのを視ることになるのは、
数が安息の森から移動した後の場面です。
なかには、森から移動することもなく、◇の兄弟のように、
森の中に青い車が出てきたりする人もいます。
ところで
数の子たちは、夜行性なんです。
何の突拍子もなく、本筋を変えてみました。
この子たちは、明るい時間を神聖な時間・空間・場面。と思っている生き物で、
出来るだけそういう環境を大切にしようとします。
◇