こんにちは。
今日は、◇ の心のスペースから、
数冊の本をご紹介します。
古い時代の複雑な楽譜や、専門書のような分厚い本、
化学方程式だらけの英字の本も、
愛してやみませんが、
とりあえず
分かりやすい本から 書いていこうと思います。
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このテーマでは、
◇が幼稚園児の頃~思春期、と 学生の頃持ち歩いていた本です。
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福音館書店 から出ている うえきやの くまさん と
ゆうびんやの くまさん です。
\770 ( 本体 \748 )
作絵:フィービ と ジョーン・ウォージントン
訳: まさき るりこ
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こちらは、
◇が幼稚園児の頃、
家族に読み聞かせてもらっていた本です。
◇はこの絵本を見るのも、中に入るのも好きでした。
持っていた くまのぬいぐるみ ( くまちゃん )と一緒に、朗読していました。
働き者のくまさんの 生活している画面の中に、よく入っていった記憶があります。
それは、本当に 植物の美しい庭でした。
人間の子供も、彼女達・彼ら(植物ゃ大自然)のように、
純粋だったら、世の中 よくなるのになぁ、と
赤い毛糸のセーターを着ながら考えていました。
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◇が学生 1年目の春、非常にハマった教科書は、
JAMES STEWART の ESSENTIAL CALUCULUS です。
THOMSON BOOKS/COLE です。
日本の つまらない教科書を見るのが 苦痛だった◇は、
この教科書が配られてから、本当に幸せな90分間を
毎日すごし始めました。
※頁にいる 数やアルファベットたちが 諦めている
教科書を開くのは、感受性が強かった時期の ◇にとって苦痛でした。
教室の中で、
自分達に心から接してくれる人間がいないことを
諦めている 悲痛さ・投げやりな部分・生き生きしていない
彼ら≪数・アルファベット・音符たち≫を 感じることは
高校を出るまで◇に 存在しえなかった
ヒリヒリしすぎた
より所のない 痛いみよりも、具体的な存在でした。
この、インテグラルの本では、
数たちは そもそも アルファベットたちの中に出てきて、
青い文字だったり、グレーの壁の前に立っていたり、突然ドッドが出てきたり、
たのしい世界でした。
◇は学生になって 数学の時間、教科書と一緒に冒険をするのが
とても楽しかった。
なんて世界なんだろう。と、思いました。
◇はグラフを 教育機関で 習わされた頃、
いつか思いっきり グラフが書けたらいいのになぁ。
誰かに制限されたりしないで(たいていは教師)
思いっきり。
◇が観ているまま、書けたらなあ。と、
考え出すとワクワクせずにはいられませんでした。
高校3年の冬、数学の教師が突然「自習にします。」と言いのこして、
教室を出て行きました。
◇は今しかない!と思って、
クラスメイトが眠り始めた中、黒板に ◇が観ているグラフを 描きました。
◇は、黒板いっぱいに書かれてあった “横書きにされた図形”や、
“非立体的な数字”を無視して、
≪前から見たグラフ≫を描いてみることにしました。
結構真剣に取り掛かっていたのですが、ものの30分も経たないうちに、
教師が帰ってきてしまいました。
先生がなんて言ったと おもいますか。
眠っているクラスメイトをさしおいて、
なんて。
◇の描いていた 正面から見た
≪正しいグラフ≫ について、
黒板に向かって
言ったと 思いますか。
「きみのような生徒が何故、“toroidal spiral”のような
難しいグラフを知っているんだ。」
最初、なにを言われたのか
分からなかった◇は、
握ったままのチョークの感覚だけを頼りに、その場に立っていました。
「それは普通、大学生がやるもので、高校生には必要ない。」
教師は、自習用の課題を置きに戻ってきたようでした。
眠っている生徒に1枚ずつ配ると、また静かに教室を出て行きました。
◇