こんにちは。
今日は 数:かず の子たちについて、話そうと思います。
◇の前に、 数が出てくる場合は、たいてい 群れです。
そういった場合、アルファベットと違って、彼らのことを
なんて呼べばいいのか わからないのですが、
とりあえず人に話をするときは
“数の子たち”と呼んでいます。
でも◇としては、あまり しっくりきていません。
今後、良い呼び名が見つかるといいです。
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さて、
◇の前に出てくる 数の子たち の大きさですが、
大小さまざまだった アルファベットに対して、
数の場合は、ほぼ較差のない大きさです。
目に入ってくる情報量として、小さいならそのほうがいいのですが、
※正直、小さめのほうがラクと言う意味です。
アルファベットのサイズが大きいため。
今から資料を書くぞ、というときに限って
机の上にいます。
まるで「先に自分たちが居たよ。」と言っているような視線を感じます。
私の手の周りに、ごちゃごちゃと群れていたり、
円になって、向き合うように立っていたり、
走り回っていたり・・・・します。
数の子たちは、当然なんとも思っていませんが、
こちらの集中力を欠く行為を繰り返します。
特に、
団体でいるときの数は、怖いもの知らずだったり、遠慮をしないので
◇が迷惑そうにしても、腕で大きく払っても、
また戻ってきてしまいます。
▼ 困ったものです。
しかし、◇が一度集中し始めると、数を含めて
日常的に視えているものが 視えなくなるため、なんとか生活できます。
これは無意識を一旦、別の意識によって、(◇自身の)感性の扉を
強引に閉めたことで、普通の人の普段の層と、同じようなところに
◇が入場できたことによる証だと思っています。
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なかなか見えない方にとっては、理解に難しい世界だとは思いますが、
空想や作り話、誰かの小説の話ではないのです。
◇は生まれたときから、この視界が備わっていました。
わりと早い時期から、読み書きを習っていましたが
周りと違うものを視ているということは、
誰にも言えずに静かに気づいていました。
言葉や絵で何かを表現できるように、なったときも
実のところそればかり、描いていました。
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勿論、誰にも内緒です。家族にも、誰にも。
言ったらどうなるか 悲しいくらい結果を感じていたからです。
◇自身は、いいのです。視えている子たちを受け止める側ですから。
でも、【数・アルファベット・音符】たちが一方的に悪く言われたり、
人間や動物のように、実際に実在しているのにもかかわらず、
「そんなのウソだ。居るわけがない。」とか、
「自分も見える。共感覚だもん。」とか、言われるのは傷つきます。
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◇は滅多に正体を明かしませんが、何かの話でそういった
経緯を聞いたとき(勿論、完全に自分のことを言わずに)、
“まったく分かっていないんだなぁ。”と
ただ、ただ、悲しみにくれます。
違います。
※共感覚の方をわるいと言っているのではありません。
それを平気で口に出来る方の神経が、ありえない。と言っているのです。
彼らと付き合って来れた過去 ・
今後も付き合っていかなければならない未来は、
そんなに簡単な気持ちではありません。
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本当に視えている人は、誰にも言えずに耐えていきます。
彼らについて、勝手な偏見を持っている人々に
どんなことを言われても。どんな風に思われていても。
静かに、忍耐強く。
◇を含めて、世界のどこかに居るであろう同じ能力を持った人々は、
いつも、いつも孤独だと思いますが、
◇が泣いているとき慰めに来てくれるものが多いように、
視えている方にも、そうでない方にも、
【数・アルファベット・音符】たちはいつも あなたの近くに居ます。
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あなたが泣いていたら、
あなたのアルファベットが浮遊しながら、肩に乗り
感情が落着くまでそばに居ます。
あなたが楽しそうにしていると、♪が
あなたの気分をあなたが着ているシャツに
(人には見えない字で)、
譜面を広げて、楽譜を描き始めます。
あなたが何かで勝利したとき、一番喜ぶのは
あなたの周りの人間ではなく、
実は数です。
「僕を選んでくれて、ありがとう。」と言っています。
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P,S
因みに、◇に「泣かないで。」と言ってきてくれるのは、
数字の3と9です。
9は深夜帯の優等生の女の子ですが、何故かいつも泣いています。
とても素直で真面目で有能な子ですが、
成長段階で感情的になりやすく、泣いている人がいると、
もらい泣きしてしまうみたいです。
※今、少しだけ 時計にいる数の話をしてしまいましたが、
次回、きちんとお話いたします。
◇