海外の大手新聞やメディアでも報道される程の食品ラップの害と、熱々のおにぎりに使用する日本。この意識の差はどこから生じているのか。 ←---クリック(こちらのリンクから転載させていただきましたm(_ _ )m

 

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おにぎり

 

日本で使われすぎている食品用の、ラップ


日本で料理番組やレシピなどを見ていて不思議に思うことがあります。
それは食品ラップをとてもよく使うことです。


「ラップで覆って電子レンジでチン」はもちろんのこと
「材料をラップで包んで炊飯器に入れて
ご飯と一緒に加熱しちゃう時短レシピ!」
という驚きのレシピもあります。

Wrapping plastic stretch film 
なぜ不思議に思うかというと
イギリスの料理番組では見られないからです。

どうしてイギリスでは番組で使わないのかな?と
イギリス人の夫に聞いてみたら

「当たり前だ。ラップが身体に毒なのは誰でも知ってるだろ」

とのこと。

 

欧米では周知になりつつある食品ラップの害

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イギリスに食品ラップがないわけではありません。
でも普通の家庭でも日本ほど使わないしテレビでシェフが使ったりレシピに載ったりはしません。

最初はイギリス人がケチなだけかと思っていましたが(笑)
特別オーガニックや健康食品を扱うわけではない普通のスーパーでも(普通のスーパーでもオーガニック商品はかならず置いていますが)

Non PVCと表示されてあるポリ塩化ビニルを使用していない食品ラップが買えたり
プラスティックの水筒や容器でもBPAフリー(ビスフェノールAを使用しない)
と表示された製品
を目にします。
Recent Studies State Chemical In Plastic Liquid Containers Contain Tox
アメリカやヨーロッパでも同じようですが
欧米では食品ラップの環境と身体に与える害は
周知の事実
になりつつあるようです。
 

メディアも大きく取り上げるプラスティック製品の害

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イギリスで発行部数の多い大衆紙デイリーメイル紙や
ガーディアン紙でも食品ラップの害に関する記事
が掲載されています。


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ガーディアン紙の記事によると
ニューヨーク大学の小児医学関係の出版物で
6歳から9歳の3000人の子供の尿を調べて
尿の中にプラスティックに含まれる化学物質が検出された
子供の血圧は検出されなかった子供に比べて高かった

という研究結果が発表されました。

その研究発表によると子供たちの血圧は現在の時点で問題になるような値ではないが
将来はもっと大きな問題になるであろうという懸念が示されています。


プラスティック製品に大変よく使用されるDEHP またはDOPと呼ばれる
フタル酸エステルという物質は動脈の壁にダメージを与えて
長期的には心臓細胞にまで害を及ぼすのだそうです。


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またフタル酸エステルは上記のBPAと並んで
環境ホルモンのひとつ
と見なされています。


この環境ホルモンの増加のせいで
女の子の成熟が早まったり男の子の精子数が減少したり
すると指摘されています。

それでけではなくWHOの報告によると
これらのプラスティック製品などに含まれる化学物質は
糖尿病、ADHD、アレルギーやアトピーの原因
にも深い関わりがあると指摘されています。

、、、とこれだけのことを説明した記事が
健康専門雑誌ではない新聞に載せられているわけですから
国民の意識も高くなるわけですね。

あまりに低い日本人の意識

日本では危険性が高いと海外でわかっているものでも、なかなか規制されにくい現状にある

このように特に環境問題と食の安全に関する意識の高い
ヨーロッパやイギリス
では早くからこの問題が取り上げらていて
子供のおもちゃなどに使用するこれらの有害物質は、すでに禁止されている国も多いし他の製品に使うものの規制も日本よりずっと進んでいます。


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消費者ウォッチャーや環境問題に関する市民活動も盛んなイギリスですから
こういった有害な食品ラップの使用をテレビやメディアで流し、潜在的に消費者にその使用を勧めることは公共の害になるという認識なのだと思います。


それに比べて日本では
まだまだメディア側の問題意識が低いのか、それとも食品ラップの目に余る頻出度はメーカーの意図的な露出か?と勘ぐりたくなるくらいです。


 

プラスティック味のおにぎりの衝撃

海外ではできる限り使わないように気をつけるのが当たり前な、「ラップ」を熱々のおにぎりに使用する日本。


ある時日本人家庭の子供のパーティーに呼ばれて
食べ物を用意するのをキッチンで手伝っていたところ
「おにぎりを作るのを手伝って」と頼まれて食品ラップを渡されたので意味が分からずにいたら

そのお母さんが当然のようにラップを手の平に乗せて
そのラップの上に熱々のごはんを乗せてから
おにぎりを握り始めたので仰天しました。


衛生面と手がベタベタしなくてすむという理由で
それが今では一般的だということを後から知らされてさらに驚きましたが
イギリス時代から食品ラップはできるだけ使わないように心がけていた私には衝撃だったのです。

しかも熱々のごはんをラップでぎゅうぎゅう握れば
有害物質を熱で溶かしてごはんに押し付けているようなもの!


できあがったおにぎりを恐々食べてみると
見事にプラスティックの味がし
しかも外側の米粒がべっちゃりと押しつぶされているのでおにぎりとしてもまったく美味しくありません。


おにぎり
長時間保存して商品にするおにぎりでもないのに
お母さんたちがよく手を洗ってすぐに食べるものであれば衛生面だって心配はないのにと納得できませんでした。

 

我が家で心がけるプラスティック製品の代用

とは言え食品ラップをはじめとするプラスティック製品は
軽くて扱いやすい上に安価なのでついつい便利に使いたくなります。


けれどもプラスティック製品の大量消費は健康への害、
環境ホルモンへの害もさることながら
ゴミ問題へも深刻な影響を及ぼしています。

我が家では環境のため、健康のために
極力プラスティック製品を使わないようにという工夫

常に心がけています。

食品を保存する容器はできる限りガラスやホーローの容器です。
プラスティック製品よりも高くつくこともありますが
大事に使えば長く使えるものばかりですから使い捨て感覚のプラステイック製品より節約になります。

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特に油ものの食品はプラスティック容器に入れると
その油に有害物質が溶け出しやすい
のだそうです。
やむをえずプラスティックを使う時は油を含まないものや乾物などです。

ジャムやソースのガラス瓶は洗って再利用します。

ペットボトルの飲み物を買って使わなくて済むように
ステンレス製のボトルを家族でそれぞれ持っています。


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ペットボトルに詰められている飲み物で
特に気温の高い場所に保存されたものには
有害物質が溶け出している量が多くなります。


電子レンジはできるだけ使わないのが一番ですが
使う時にはかならず陶器かガラス製品に食品を入れて蓋も陶器かガラスを使います。


電子レンジで油物の食品にラップをかけて
あるいはプラスティックに乗せてチンというのは最悪のコンビネーションです!


大変そうに聞こえるかも知れませんが
慣れればそんなに大変なことではありません。

あえて言えば食品容器が重くなるので
冷蔵庫の棚が壊れることがあるのが難点ですが(笑)
修理して使えば大丈夫。

それでもせっかくの美味しい食べ物に
有害物質が溶け込んで身体に入ってくることの方が
私にはずっと重大な問題です。

我が家の昔ながらのおにぎりの作り方


そしておにぎりは。
指輪を外した手を良く洗ってから
殺菌作用のある酢を垂らした水で手を濡らして
熱々のごはんを直接手で握ります。

食中毒が心配な季節であれば
さらに殺菌作用の強い梅干しを混ぜるか真ん中に入れるかすれば大丈夫。



プラスティックの味がしなくて
外側がふわふわで米粒の潰れていない
美味しいおにぎりで家族はお腹をこわしたことは一度もありません!



おにぎり2

家族のために。地球のために。

目に見えない有害物質と言われてもピンとこないし
ついつい日常の便利さにプラスティック製品を使いがちですが

長い目で見れば自分と家族の健康
それから地球のゴミ問題、環境ホルモンの問題のため
です。
日々ちょっとした努力をするのは
私たちの義務でもあるのではないでしょうか?



「当たり前を疑うところ」から、あなたの生活の改革はきっと始まるはずです。
 

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オーガニックコットンを使ったみつろうラップ。
オーガニックの布を使ってみつろう、ホホバ油、樹木の樹脂を染み込ませ、ニュージーランドで一つ一つ手作りしています。
器などにかぶせて手の温もりで包めば、みつろうが柔らかくなって布がラップのように密着。
数秒後に常温で形を保つから、どんな形にもフィットして、食品の鮮度とおいしさを長持ちさせてくれます。 
器やカップ、ボウルなどのラップとしてはもちろん、カットした野菜の切り口も保護。
おにぎりやサンドイッチなど、食品を直接包むこともできます。

 

 

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