http://mi-journey.jp/foodie/39897/ ←---クリック(こちらのリンクから転載させていただきました(__))

 

 

----------<引用開始>----------

 

ゴーヤを干して食べたことありますか? これは沖縄や九州などゴーヤがたくさん採れる土地では、おなじみの食べ方です。

「ゴーヤは天日干しすると水分が抜けて驚くほど苦みがやわらぎ、代わりに甘みやうまみがぎゅっと凝縮されます。種やワタは苦みの素だからと捨てる人も多いのですが、干しゴーヤなら丸ごと美味しく食べられるんです」と教えてくれたのは、伊勢丹新宿店・フレッシュマーケットの鈴木理繪シェフ。

さっそく、作り方とおすすめの食べ方を教えてもらいました。

切って干すだけ!「干しゴーヤ」の作り方

1)ゴーヤを輪切りにして、ザルに並べる

 

ゴーヤは洗って水気をふき、5㎜幅の輪切りにする。ザルに重ならないように並べる。

「種もワタもついたまま切ってOK。カラカラに干すと、種はカリッとした食感になり、そのまま食べても美味しいですよ」

2)好みの状態になるまで「半日干し」か「1日干し」にする

 

風通しが良く天日に当たる場所に置き、半日~1日以上干す。

「時間が経つにつれて、見た目、食感が変化していきます。生のゴーヤを5㎜厚さに切ると次第に水分が抜け、半日干しで3㎜厚さに。さらにカラカラに干すと1㎜厚さになります。好みの状態になるまで干しましょう」

【生のゴーヤ】水分をたっぷり含んでいて苦みが強い。シャクシャクとはっきりとした歯ごたえ。種はかたい。

【半日干し】ほどよく水分が抜け始め、苦みがかなり薄れて甘みが出てくる。コリッとした食感に変化する。種はやわらかくなっている。

【1日干し】乾物のようにカラカラになる。よく噛むと軽い苦みのあとに甘みがじんわりと出てくる。種はカリッとした食感になる。

【食べ方①】軽い苦みと食感が残る「半日干し」はピカタに

 

卵に粉チーズを加えたものに、半日干したゴーヤをからめて両面を焼いたピカタに。

「半日干しのゴーヤは苦みが減って、卵の優しい甘みと相性が抜群。ゴーヤチャンプルーを作るより簡単です。水っぽくないのでお弁当のおかずにも向きます」

【まだある! おすすめの食べ方】

やわらかな苦みと食感が楽しめる、酢のもの、冷やし中華の具、春雨の中華風サラダ、冷製パスタなどに、そのまま加えて。

 

【食べ方②】「1日干し」はゴーヤの出汁を活かした味噌汁に

 

1日干しのゴーヤはそのまま味噌汁の具に。油揚げやみょうがを入れても。

「出汁の中に1日干しのゴーヤをそのまま入れて煮ると、うまみのあるゴーヤの出汁がとれます。実もふっくら戻り、苦みはなく甘さを感じます。一緒にこんがり焼いた油揚げを入れるのがおすすめ。香ばしさがゴーヤとよく合います」

【まだある! おすすめの食べ方】

湯を注いでゴーヤ茶に。ゴーヤ茶をお茶漬けに使ってもいい。また、マリネ(生ハム、きゅうり、玉ねぎ)にそのまま加えて。キャベツと豚肉のみそ炒めにも。

 

ゴーヤが苦いのは仕方がないと思っていましたが、干すことで苦みがやわらぎ、種もワタも食べられるとは驚きました。

「ゴーヤはビタミンCなど夏にたっぷり食べたい栄養素が豊富な野菜。家庭菜園でゴーヤを育てていて、たくさん採れたときの保存方法としてもおすすめです」

たっぷり食べられる干しゴーヤ、ぜひ試してみてください!

文: 原田視納子

写真:八田政玄

 

----------<引用終了>----------