KWF(九州産業大学プロレス研究部) WooTAN向井の『続・向界の車窓から』 -2ページ目
今回観た映画はガッティおすすめの『フルメタル・ジャケット』
ベトナム戦争を描いた戦争映画で、監督はスタンリー・キューブリック。

内容は大まかに言うと前半と後半の2部構成になってて、前半は海兵訓練校での様子を描いたもの。
絵に描いたような鬼教官のハートマン軍曹が登場し、下ネタとスラングまみれの罵声を訓練生に浴びせ「お前らはクソ以下だ!」と怒鳴りまくる姿はどこかユーモラスでもあり、ガッティが好きそうなノリだなぁとニヤニヤして観てたら、後半へと移行する途中のデブ二等兵の事件をきっかけに、物語はだんだんとシリアスな展開に…

後半は戦地のベトナムでの模様を描いたものになっており、戦時中真っ只中のベトナムをとてもリアルに、生々しく映している。
戦争映画もいろいろなものがあって、ショー的要素が強いものもあったりするけど、今作はまあ胸っクソ悪くなるぐらいにホント生々しくて、皮肉を目一杯盛り込んだキューブリックなりの反戦映画なんじゃないかなーと思った。
海兵訓練校、ベトナム戦争を通して、登場人物達の精神・人格等がじわじわと破壊されていく様が如実に描かれていて怖かった。
非常にいい映画だけど、人にオススメするもんではないかな。ガッティめ…

まあなんと言っても、この映画の魅力はハートマン軍曹に尽きる。プロ研の1年生とかにも観てもらって、今後の練習で生かしてほしいな。


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