Fedora 35 のアップデートが終わりになってだいぶ経ちますので,そろそろバージョンを上げようかと思い、重い腰を上げました.
といって,40 にするのはバグ多発が予想されるので,少し前にダウンロードしておいた 39 にしました.Mate-Compitz スピンで,HD の CF-SX3 は /home パーティション残し,SSD の CF-SV は標準パーティションなのもこれまで通りです.
少ないとはいえ,SELinux 関係のバグがありますし,2つほどアプリが動かないというバグレポートを求められる不具合もあるようです.でも,私のやりたいことに無関係なようなので,放っておきます.
今回,記録しておくべきことは,多用する TeXworks に関してです.私の使用形態が標準になったようで,ほとんど何もせずに使用環境が整いました.ただし,エディタ部分の背景が灰色で気に入らないのですが,変える設定がありません.これまで背景は白で使っていたのですが,どうやっていたのか覚えていません.
色指定は Cascading Style Sheet (css) で行うようなので,適当なディレクトリ($DIR)上に
QTextEdit { background-color: #ffffff; color: #000000; }
のような css ファイル (背景:白,文字色:黒) を置いて,
texworks --stylesheet=$DIR/twColors.css xxxx.tex
のように実行すれば OK です. ただし,これでは tex ファイルのダブルクリックによる起動や,メインメニュー上の TeXworks からの起動ができず,何かと不便です.
その解決法は色々考えられますが,/usr/local/bin/texworks として,
/usr/bin/texworks --stylesheet=$DIR/twColors.css "$@"
と書いた実行可能ファイルを置くことで済ましています.
なお,必要な方は,古い記事 日本語 LaTeX + TeXworks を入れる (Fedora 19) も参考にしてください.